ペルー国内が密かにざわついている。先の親善試合でコロンビア代表相手に 0-3 と完敗したからだ。これを受けて「マンコ待望論」も再燃の様相を呈している。
コロンビア戦に臨んだペルー代表は、パオロ・ゲレーロやクリスティアン・クエバなどベストといえる布陣だったが、結果・内容ともにペルー国民を失望させるのに十分なものだった。退場者や負傷者も出るなどで90分間満足に戦えたわけではなかったものの、それを差し引いてもペルー国民の不安は増すばかり。
すると、コロンビア戦から一夜明けた10日には、今からでも代表に入ってほしい選手の名前が挙がり始める。主立ったところは、FWクラウディオ・ピサーロやMFクリスティアン・ベナベンテなどだが、とりわけFacebook上で最も取り上げられた名前はレイモン・マンコ。「ハメス・ロドリゲス中心のチームと互角に渡り合えるのはマンコだけ」といった意見も挙がっている。
マンコについては、過去にノルベルト・ソラーノ氏ら複数の関係者も待望論を唱えていたことがあるが、リカルド・ガレカ監督は今回の代表メンバーにマンコを入れていない。
ただし、コパ・アメリカの登録選手変更についてCONMEBOL(南米サッカー連盟)は、「重大なケガの場合に限り」各国代表の初戦の24時間前と定められていて、今後1〜2日の間に重傷者が出なければ、ピサーロもベナベンテもマンコも今年のコパ・アメリカへは出場できない。
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◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(28歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに所属し、ボランチやサイドハーフで活躍している。