マンコの発言が物議を醸した2日後、マンコは Instagram 上で問題視された発言についてペルー代表FWパオロ・ゲレーロに謝罪した。
事の発端は、マンコが自身のYouTubeチャンネル「Cojo y Manco(コホ・イ・マンコ)」に出演した際、実名を伏せながらもとあるサッカー選手を批判したかのような発言を残したこと。このことをペルー国内で複数の媒体が記事にすると、SNS上では「パオロ・ゲレーロを批判している内容」などの投稿が飛び交った。
こうした事情を受けて、マンコは経緯を説明しながらゲレーロへの謝罪を口にした。
「文脈を無視した悪意の合う見出しになったいくつかの記事を確認した。記事にした媒体は、間違いなく私の発言を“切り取って”記事にした。ゆえに何らかの誤解が生じたのだとするならば謝罪する。特定の選手に向けての批判ではないし、上がっている記事を確認すると、前後の文脈が切り取られているように感じた」
「私は番組内で、『自分たちが言及したことに細心の注意を払う必要がある』と言っただけだ。なぜなら我々にはそれぞれに家族がいるし、自分の言ったことがSNS上で(家族まで)攻撃の対象になることも多いからだ。特段、ゲレーロのことを指して述べたわけではない」
釈明と謝罪を口にしたマンコは、ゲレーロを尊敬していることを強調。
「私にとってパオロ・ゲレーロはアイドルであり、いつもそう言ってきた。私が彼について述べるときは、彼が最高の結果(ゴールなど)を残したときだから」
マンコは自身がペルー代表に招集されていた2013年までの間に、ゲレーロと代表でチームメイトだった期間がある。当時からマンコは、代表でのゲレーロの活躍をずっと見守っている。
「パオロがゴールを決め続けてくれますように、ペルー代表を応援するすべての人を喜ばせ続けてくれますように、そして我々を次のワールドカップに連れて行ってくれますように。ペルー代表を誘(いざな)うだけの存在だからです」
ゲレーロがマンコの謝罪を受け入れるのならば、騒動は収束へと向かうだろう。
◇ ◇ マンコとゲレーロは“穴兄弟” ◇ ◇
かつてマンコと夫婦だったペルー人モデルのフィオレーラ・アルサモーラさんが、離婚後の2016年に婚姻関係中に不倫していた過去を暴露。その相手がゲレーロだったとのことで、フィオレーラさんを抱いたマンコとゲレーロは“穴兄弟”とみられている。
◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(33歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。2023年は7人制サッカーに活躍の場を移し、ペルーとアメリカの2クラブに所属する形をとっている。元ペルー代表。