“身内”からもマンコ待望論 「彼は非常に才能にあふれ、おもしろい可能性を秘めている」

2018.03.05 ペルー代表
▲ 地元メディアの取材に応じた元ペルー代表MFノルベルト・ソラーノ氏。2015年からはペルー代表でテクニカルアシスタントコーチを務めている

ペルー代表の“身内”に、レイモン・マンコの代表復帰を主張している人物がいる。元ペルー代表MFで、現在はペルー代表のテクニカルアシスタントコーチを務めているノルベルト・ソラーノ氏だ。

現役時代にニューカッスル・ユナイテッド(イングランド)などで活躍し、現在は43歳になったソラーノ氏は、ロシアでのワールドカップではペルー代表に新たな力が必要との見解を示し、具体的な戦力として27歳のレイモン・マンコと26歳のアレハンドロ・オーベルの二人を挙げた。

「ワールドカップ出場が選手のモチベーションになることは歓迎すべきだし、今年はすべてのペルー人選手に門戸が開かれている。私はまずレイモン・マンコに言及しよう。この男(マンコ)は非常に才能にあふれ、おもしろい可能性を秘めている。彼が代表に復帰しても決して驚くことではない」

ソラーノ氏は、マンコのポテンシャルを高く評価していて、今年の国内リーグでのパフォーマンスにも満足しているという。それだけでなく、マンコが最後にペルー代表で出場した2013年8月の親善試合(vs韓国戦)のことも覚えていると述べた。

マンコの他では、名門アリアンサ・リマでプレイするアレハンドロ・オーベルについても「代表で見てみたい選手」と興味を示したソラーノ氏は、仮に今年のワールドカップに出られなかったとしても、その先の代表で招集される可能性について含みを持たせた。

「最終的な決定はガレカ(監督)にあり、もしかしたら彼らは現時点で代表に呼ばれないかもしれないが、翌年にはコパ・アメリカもあるからいずれ必要な存在になるだろう」

マンコとオーベルの二人については現時点でも代表に呼ぶことを推奨しているソラーノ氏の思いは、リカルド・ガレカ監督との間にどれほどの乖離があるのか。そして、二人はロシア大会に出場する機会に恵まれるのか。

◆ ノルベルト・ソラーノ

本名:
ノルベルト・アルビーノ・ソラーノ・トドコ
生年月日:
1974年12月12日生まれ(4歳)
出身:
ペルー(カヤオ)
身長:
175cm
ポジション:
ミッドフィルダー

1993年にスポルティン・クリスタルの下部組織からトップチームに昇格したが、レギュラーを獲得したのは出戻りの1994年からで、同年からペルー代表にも招集されるように。イングランドのプレミアリーグで長く活躍し、キャリアのピークは1998年から6シーズン在籍したニューカッスル・ユナイテッドで、233試合に出場して38ゴールをマークした。2012年に現役引退。2015年からはリカルド・ガレカ監督の下でペルー代表のテクニカルアシスタントコーチを務めている。