調子を上げているマンコ 来年のコパ・アメリカに向けての待望論が早くも出始める

2018.05.21 ペルー代表
▲ 所属するウニオン・コメルシオで良好なパフォーマンスを披露しているレイモン・マンコ

先日開幕したペルー国内の前期リーグ。その開幕戦で、ウニオン・コメルシオは勝利を収めて第1節終了時点で首位に立った。レイモン・マンコはゴールとアシストに関与しなかったものの、右サイドの高い位置で3人抜きをするなど、調子の良さをアピールした。これにより、再びマンコに脚光が当たり、ペルー代表復帰論も同時に沸き上がった。

ペルーでも人気選手の一人であるマンコについてよく知る、かつてペルー代表のユースチームを指揮したファン・ホセ・オレ氏は、マンコの今後について次のような展望を示している。
「レイモンは決してピークを過ぎてはいない。まだ全盛期の最中であり、今年のワールドカップには出場できないとしても、来年のコパ・アメリカでペルー代表に復帰する可能性は十分あるだろう」

さらに「レイモンはウニオン・コメルシオで主力として活躍していて、今は充実期と考えられる。彼の才能は代表チームでもきっと輝くはずだ」と付け加えたオレ氏。先月にはノルベルト・ソラーノ氏もマンコ待望論を口にしたばかりで、今後もマンコがウニオン・コメルシオで良好なパフォーマンスを続けるようだと、ペルー国内でマンコを推す声は高まりそうだ。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。