「チチ キトク スグ カエレ」 父の容態悪化でマンコが首都リマへ マンコの父は大丈夫か?

2018.07.18 ペルー1部リーグ 2018
▲ 父の容態急変を受けて急遽首都リマへと駆けつけた元ペルー代表MFレイモン・マンコ

元ペルー代表MFレイモン・マンコの身内にアクシデントが発生した。ペルー国内の複数のメディアが報じたところによれば、マンコの父が唐突な体調不良によって救急搬送されて、病院に収容されていることが判明。これを受けて、田舎町のヌエバ・カハマルカでトレーニングに励んでいたマンコは、急遽練習を切り上げて首都リマへと急いだ。

出たかったワールドカップに出られなかったマンコは、ワールドカップ明けの7月21日に組まれていたペルー国内リーグの公式戦に向けて、順調にトレーニングを積んでいた。だが、今回の身内の混乱を受けてチームを離れたため、21日の試合はもちろん、しばらくは試合に出られなくなるかもしれない。

当人ならびにペルー国内で見守る人々の願いはひとつ。マンコの父が無事に回復することだが…。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。

マンコが政界進出へ 故郷ルリンの地方議会選挙に立候補と現地メディアが報道

2018.07.11 ペルー1部リーグ 2018
▲ 故郷ルリンの地方議会選挙に立候補するとの報道がなされた元ペルー代表MFレイモン・マンコ

マンコは近日中に、二足のわらじを履くこととなるかもしれない。ペルー国内の複数のメディアは、元ペルー代表MFレイモン・マンコが地方議会選挙に立候補する意向を示していると報じた。

17歳の若さでU-17ワールドカップに出場して活躍し、ペルーが誇る若手のホープと期待されたマンコだが、オランダのPSV移籍以降は期待通りの活躍をしているとはいえず、近年は主にペルー国内リーグを中心に選手生活を送っている。自国のA代表にもかれこれ4年以上招集されていないが、当の本人は代表復帰とワールドカップ出場への意欲を全く失っていない。

そんなマンコが、愛する故郷のために立ち上がった。マンコが育ったのはベネズエラだが、生まれ故郷であるルリンを思ってサッカー選手でない形で貢献したいと考えた。そこには地方議会の政治に携わることで、少しでも故郷を良くしたいとするマンコの熱い思いが透けて見える。

「政治家=職業」になっている日本とは違い、多くの国の政治家は他に本職をしたまま半ばボランティアのような形で政治に携わるスタンスが通常であり、現役のプロサッカー選手であるマンコがルリンの地方議会選挙に立候補することは何ら問題でない。マンコの政界進出は、ごく正常なことである。

マンコの立候補を支援するとみられる勢力は、左派の国家再生党とのことで、年内に行われる地方議会選挙で当選した暁には「政治家マンコ」が誕生するが果たして。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。

マンコが期間限定でコラムニストに 選手生活への支障はなく4年後のカタール大会へも意欲

2018.06.12 ペルー代表
▲ ワールドカップ期間中だけコラムニストとして活動することが決まった元ペルー代表MFレイモン・マンコ

いよいよ始まるワールドカップを目前にして、元ペルー代表MFレイモン・マンコが新たな活動を始めることがわかった。ペルーのスポーツサイト「depor.com」でコラムを執筆することになった。コラムニストとしての活動期間は、2018年のロシア大会期間中のみで、選手生活への影響は皆無。

17際だった2007年にはU-17南米選手権でペルー代表を4位に導き、自身も大会MVPを獲得するなど輝かしい未来が期待されていたマンコ。その後は伸び悩んだが、27歳の今は3人の子どもにも恵まれて公私ともに充実した日々を過ごしている。

そんなマンコが目指しているのは、4年後のカタールW杯だ。マンコは口を開いた。

「27歳の今はとても充実したキャリアを過ごせているが、私に与えられた時間は限られているから無駄にはできない。次のカタール大会は、南米予選からペルー代表に参加して国のために尽力したいと考えている」

マンコは、今年のロシア大会で代表に入れなかったことを悔やんでいるが、4年後が31歳になることを踏まえれば年齢の限界はまだ来ていない。ゆえに、マンコは4年後に向けて、ロシア大会直後からの代表復帰を望んでいる。その先にはワールドカップだけでなく、2019年のコパ・アメリカも控えているが、果たしてマンコがペルー代表に返り咲く日は訪れるのか。

マンコは、ワールドカップをより楽しめるコラムを書きたいと意欲を示している。

「10番」を与えられたマンコの頭脳プレイ 地元メディアは「驚異的なテクニック」と絶賛

2018.06.06 ペルー1部リーグ 2018
▲ 34分にボールを蹴る振りをしてボールを後方へトスしたレイモン・マンコ(左)

6月6〜7日に行われたペルー1部リーグの前期 第5節。ヌエバ・カハマルカで行われた「ウニオン・コメルシオ×ウニベルシターリオ・デポルテス」は、ウニオン・コメルシオが勝利を収めた。

元ペルー代表DFレイモン・マンコは、ウニオン・コメルシオに入団してからずっと「27番」だったが、先日に番号の調整が行われ、この試合で初めて「10番」を着けて試合に出場。「10番」はそれまでデニルソン・バルガスという19歳の選手の番号だったが、『マンコこそが10番にふさわしい』とする首脳陣の意向が反映された形となった。

10番のマンコは、34分にトリッキーなプレイで観る者を魅了した。ペナルティエリアの手前でセットプレイを得ると、ボールの近くにはマンコとウィリアン・ミンベーラの二人がスタンバイ。すると、先に動いたマンコは得意のフリーキックを蹴る振りを見せつつ、右足をボールに乗せてソフトに後ろへ転がした。マンコがボールに触れた瞬間、壁になっていた選手が一斉に動き出すと、ウィリアン・ミンベーラは左足を振り抜いて地を這うようなシュートを披露。ボールはゴールポストを直撃すると、その跳ね返りをヘレミ・サラスが右足でゴールに押し込んだ。ペルーのポータルサイト「trome」は「ゴールにつながったマンコの驚異的なテクニック」と表現して、マンコを絶賛した。

試合は、後半にも追加点を得たウニオン・コメルシオが勝って、14位から暫定8位に押し上げている。

ペルー1部リーグ 2018 前期 第5節 (2018/06/06)
ウニオン・コメルシオ 2-0 ウニベルシターリオ・デポルテス
アンヘル・サムーディオ GK ラウール・フェルナンデス
エドゥアルド・ウリーベ
ヘレミ・サラス
エディ・レンテリーア
ヘスス・ラバナル
DF ジュニオール・モラーレス
ブライアン・ベラルデ
オラシオ・ベニンカーサ
ジェルソン・バスケス
(アクセル・チャベス)
アンヘル・オヘーダ
ファン・モラーレス
ダビ・ディアス
(ハイメ・バスケス)
レイモン・マンコ
ウィリアン・ミンベーラ
(ミゲル・カランサ)
MF アルキメデス・フィゲーラ
アダン・バルビン
ハビエル・ヌーニェス
ディエゴ・マニセーロ
パウロ・デ・ラ・クルス
(ロベルト・シウーチョ)
ホセ・リベーラ FW サンドロ・モンテシノス
(アントニー・オソーリオ)
ヘレミ・サラス 34
ヘスス・ラバナル 66
ゴール
ヘレミ・サラス
ヘスス・ラバナル
イエロー
カード
アルキメデス・フィゲーラ
アダン・バルビン
ロベルト・シウーチョ
ワルテル・アリスティサーバル 監督 ハビエル・チリーノス
主審: ラモン・イスラエル・ブランコ
会場: エスタディオ・IPD・デ・ヌエバ・カハマルカ (ヌエバ・カハマルカ)

吉報に胸躍るマンコが“穴兄弟”ゲレーロのワールドカップ出場を祝福 「彼は歴史を作れる」

2018.05.31 ペルー1部リーグ 2018
▲ ペルー代表FWパオロ・ゲレーロがロシア大会に出場できることについてはレイモン・マンコも喜びのメッセージを発信した

31日にペルー代表FWパオロ・ゲレーロのロシア大会出場が決定したニュースは、ペルー国内外で一斉に報じられた。ペルーの全国民にとっての朗報といっても過言でないこのニュースについて、元ペルー代表MFレイモン・マンコもコメントを寄せた。

ESPNの取材に応じたマンコは、ゲレーロのワールドカップ出場を次のように祝福。
「私はパオロ(ゲレーロ)のワールドカップ出場が叶ったことをとても喜んでいるし、この気持ちを本人に直接伝えたいくらいだ」

「私はパオロをすごく信頼しているし、ペルーが…いや、南米大陸が生んだ優秀なストライカーであるパオロはワールドカップできっと歴史を作れると確信している」

マンコ自身にワールドカップ出場の可能性がない中で、マンコはペルー代表の熱心なサポーターとして国を応援する姿勢を明確にした。

マンコとゲレーロにはプライベートでも妙なつながりがある。当時マンコの配偶者だったフィオレーラ・アルサモーラさんがゲレーロと不倫していた事実を離婚後にカミングアウトしたことで、マンコとゲレーロが“穴兄弟”である事実が判明。フィオレーラさんはその後も再婚と離婚を繰り返し、謎のエリザベス・テイラー宣言まで飛び出すなど自由奔放な性生活を満喫していることが、のちに報じられるに至った。それはさておき、マンコの想いはゲレーロに届いただろうか。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。

調子を上げているマンコ 来年のコパ・アメリカに向けての待望論が早くも出始める

2018.05.21 ペルー代表
▲ 所属するウニオン・コメルシオで良好なパフォーマンスを披露しているレイモン・マンコ

先日開幕したペルー国内の前期リーグ。その開幕戦で、ウニオン・コメルシオは勝利を収めて第1節終了時点で首位に立った。レイモン・マンコはゴールとアシストに関与しなかったものの、右サイドの高い位置で3人抜きをするなど、調子の良さをアピールした。これにより、再びマンコに脚光が当たり、ペルー代表復帰論も同時に沸き上がった。

ペルーでも人気選手の一人であるマンコについてよく知る、かつてペルー代表のユースチームを指揮したファン・ホセ・オレ氏は、マンコの今後について次のような展望を示している。
「レイモンは決してピークを過ぎてはいない。まだ全盛期の最中であり、今年のワールドカップには出場できないとしても、来年のコパ・アメリカでペルー代表に復帰する可能性は十分あるだろう」

さらに「レイモンはウニオン・コメルシオで主力として活躍していて、今は充実期と考えられる。彼の才能は代表チームでもきっと輝くはずだ」と付け加えたオレ氏。先月にはノルベルト・ソラーノ氏もマンコ待望論を口にしたばかりで、今後もマンコがウニオン・コメルシオで良好なパフォーマンスを続けるようだと、ペルー国内でマンコを推す声は高まりそうだ。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。

サイドに開いたマンコが圧巻のプレイで3人抜き ウニオン・コメルシオは白星発進

2018.05.19 ペルー1部リーグ 2018
▲ 54分にレイモン・マンコ(赤丸)が右サイドの深い位置から二人の狭い間を突破する瞬間。このあと、ペナルティエリアに接近したところでマンコはもう一人を抜いた

5月18〜20日に行われたペルー1部リーグの前期 第1節。クスコで行われた「ウニオン・コメルシオ×アカデミア・カントラオ」は、ウィリアン・ミンベーラの1ゴール1アシストでウニオン・コメルシオが勝利を収めた。

試合は、優位に試合を進めたウニオン・コメルシオが22分に先制。ウィリアン・ミンベーラのスルーパスでペナルティエリアに達したウィルメル・アギーレが、右足でループシュートを決めた。

ウニオン・コメルシオで不動のレギュラーを獲得している元ペルー代表MFレイモン・マンコは、ゴールやアシストこそなかったものの、攻撃の起点としてフル出場。エンドの替わった後半の54分には、右サイドのエンドライン際でボールをキープしたまま、寄せに来た二人を華麗なフェイントで抜き去り、さらにはもう一人も抜いてペナルティエリアに侵入。シュートを打たずに中央へ送ったパスはゴールに結びつかなかったが、サイドに開いて3人を抜いたマンコは、自身の存在感を観る者にアピールした。

ウニオン・コメルシオはその後、64分にウィリアン・ミンベーラがペナルティエリアの手前から左足を振り抜いてゴールネットを揺らして 2-0 。トルネオ・デ・ベラーノ(夏季リーグ)では最下位に甘んじたチームが、この前期は白星発進を決めて暫定首位に躍り出ている。

ペルー1部リーグ 2018 前期 第1節 (2018/05/19)
ウニオン・コメルシオ 2-0 アカデミア・カントラオ
アンヘル・サムーディオ GK フランコ・トーマス
ハイメ・バスケス
ヘレミ・サラス
エディ・レンテリーア
ダビ・ディアス
DF カルロス・カベージョ
ジミ・バルアン
エルベ・カンボウ
ケルビン・サンチェス
アンヘル・オヘーダ
(ダビ・ディオーセス)
ファン・モラーレス
エドゥアルド・ウリーベ
レイモン・マンコ
ウィリアン・ミンベーラ
(ミゲル・カランサ)
MF ケイビン・パイーコ
(サンドロ・レンヒーフォ)
パウロ・アルバラシン
レアンドロ・マリン
(ギジェルモ・ベルナ)
ディエゴ・ラミーレス
(ヘスス・カスティージョ)
ファビアン・ゴンサーレス
ウィルメル・アギーレ
(ホセ・リベーラ)
FW ジャンフランコ・ラバルテ
ウィルメル・アギーレ 22
ウィリアン・ミンベーラ 64
ゴール
ウィリアン・ミンベーラ イエロー
カード
ワルテル・アリスティサーバル 監督 ギジェルモ・エステベス
主審: カルロス・ビダウーレ・ガルシア
会場: エスタディオ・IPD・デ・ヌエバ・カハマルカ (ヌエバ・カハマルカ)

マンコが口を開いてアピール 「私は準備ができている」とワールドカップ出場を切望

2018.04.19 ペルー代表
▲ メディアの取材に応じた際に自身の準備万端を強調したレイモン・マンコ(右)の思いは、リカルド・ガレカ監督(左)に届くか

ワールドカップ出場を自身の目標としているレイモン・マンコの思いは、日に日に強くなっている。ロシア大会の開幕まで残り2ヵ月未満となった17日、ペルーのテレビ局「Fútbol en América」のインタビューに応じたマンコは、ワールドカップ出場への熱い思いを口にした。

「私は準備ができている。私の体も準備ができているし、準備完了なんだ。ガレカが求める選手像があるのなら、私はAにもBにもなれる」

自身の準備ができている旨を何度も強調したマンコ。11年前に韓国で行われたU-17ワールドカップでは、同世代のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスよりも高く評価されていて、将来を嘱望されていた逸材だった。2013年8月を最後にペルー代表から遠ざかっているが、代表引退を表明したことはなく、マンコは今もペルー代表への復帰を目指してクラブチームで奮闘している。

ペルー代表のワールドカップメンバー発表は来月。そのとき、リカルド・ガレカ監督の作るリストに「Reimond Manco」の名前はあるのか否か。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。

マンコの代表復帰計画を家族もサポート 妻が監督に夫の代表復帰を求める営業活動も

2018.04.09 ペルー代表
▲ レイモン・マンコ(左)とのツーショット写真に写る妻のリリア・アモレッティさん(右)

ワールドカップに出場するペルー代表への復帰を目指しているレイモン・マンコは今季、所属するウニオン・コメルシオで安定した活躍をみせている。司令塔のポジションでレギュラーを獲得していて、攻撃の起点として実力を発揮している。チームの成績こそ夏季リーグでグループ最下位と低迷しているが、マンコの状態は良い。

そんなマンコのペルー代表復帰は、本人のみならず家族の夢でもある。離婚歴のあるマンコと夫婦になった現在の妻であるリリア・アモレッティさんは夫の健康管理と育児に余念がなく、良妻賢母としても定評があるという。

リリアさんは2年前、マンコとの間に第一子を授かった。だが、年が明けた2017年の初頭にマンコのベネズエラ行きが決まると、リリアさんと息子も帯同。行った先のベネズエラは政情不安が著しく、まともな日常生活を送ることすら難しかったという。リリアさんはのちに、ベネズエラでの生活について「幼い息子のための、おむつやミルクを調達するのにも苦労した」と回顧している。

そんなリリアさんが愛する夫(レイモン・マンコ)のためにとった行動が、現地ペルーで話題になった。なんと、夫の代表復帰とワールドカップ出場を叶えるために、夫をペルー代表に加えるようリカルド・ガレカ監督に直接訴えた。彼女のこの言動に対する、ガレカ監督の反応は何ら報じられていない。

家族総出で代表への復帰に全力を尽くしているマンコファミリア。妻の熱意は、ガレカ監督の心をどこまで揺さぶっただろうか。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。

先制されたウニオン・コメルシオ 同点ゴールを演出したのはキャプテンマンコの左足

2018.03.20 ペルー1部リーグ 2018
▲ 49分に同点ゴールを誘発するシュートを打った元ペルー代表MFレイモン・マンコ(右)は、ゴールを決めたウィルメル・アギーレの頭をなでて祝福

4月6〜9日に行われたペルー1部リーグのトルネオ・デ・ベラーノ 第10節。クスコで行われた「ウニオン・コメルシオ×スポルト・ボーイス」は、同点でタイムアップを迎えた。

先制したのは、敵地に乗り込んだスポルト・ボーイス。30分に左サイドを崩す攻撃から生まれたルーズボールを、ピエーロ・ラットが左足を振り抜いてゴール右隅にシュートを決めた。ウニオン・コメルシオはルーズボールへの対処が遅れて、シュートコースを塞ぐ守備も間に合わなかった。

3連敗中でグループ最下位に沈むウニオン・コメルシオを救うゴールを演出したのは、11年前にU-17ワールドカップで活躍したレイモン・マンコだった。エンドの替わった後半の立ち上がり、中央突破を図ったマンコが前線にボールを渡すと、ウィルメル・アギーレは右足のアウトサイドキックでくさびになってマンコとワンツー。マンコはペナルティアークで苦手な左足のボレーシュートでゴール左隅を狙ったが、ボールはポストに当たって跳ね返った。そのセカンドボールをウィルメル・アギーレがヘディングでゴールに押し込み 1-1 とすると、左腕に黒いキャプテンマークを巻いたマンコは、笑顔でスコアラーを祝福した。

マンコはその後も逆転ゴールを創造しようとして、決定的なラストパスを出す場面もあったが、フィニッシュがゴールには結びつかず。一方、相手に追加点を奪われそうな瞬間もあったが、キーパーのファインセーブなどでピンチを切り抜けた。

今やウニオン・コメルシオにとって欠かせないキャプテンでもあるレイモン・マンコ。同点ゴールを演出したこの日の活躍も、リカルド・ガレカ監督の目には届いているだろうか。

ペルー1部リーグ 2018 トルネオ・デ・ベラーノ 第10節 (2018/03/20)
ウニオン・コメルシオ 1-1 スポルト・ボーイス
アンヘル・サムーディオ GK ダニエル・フェレイラ
デイネル・オルドニェス
ヘレミ・サラス
クリスティアン・ダビラ
ヘスス・ラバナル
DF マヌエル・テハーダ
エミリアーノ・シウッチ
アンディ・レアテギ
ネリーニョ・キーナ
アンヘル・オヘーダ
(ファン・ワルデマール)
エディ・レンテリーア
ミゲル・カランサ
レイモン・マンコ
ホセ・リベーラ
(レイ・ゴメス)
MF カルロス・ディエス
ジョシマール・バルガス
(ファン・ゴンサーレス)
ピエーロ・ラット
(マリオ・カズマ・タジマ・ロペス)
ジョニエル・モンターニョ
ダミアン・イスモデス
(アロン・トーレス)
ウィルメル・アギーレ
(クリスティアン・ボガード)
FW マキシミリアーノ・ベラスコ
ウィルメル・アギーレ 49 ゴール 30 ピエーロ・ラット
ファン・ワルデマール イエロー
カード
ファン・ゴンサーレス
ダミアン・イスモデス
ファン・ワルデマール レッド
カード
ファン・ゴンサーレス
ワルテル・アリスティサバル 監督 ニルトン・ガルセス (代行)
主審: ディエゴ・ミルコ・アーロ・スエルド
会場: エスタディオ・IPD (ヌエバ・カハマルカ)

気を吐いたマンコは個人技でゴール創造も、ゆるゆるの最終ラインが大量5失点と崩壊

2018.03.20 ペルー1部リーグ 2018
▲ 開始5分にロングシュートで先制のゴールを決めたフリオ・ランダウリ(中央)を祝福するレアル・ガルシラッソのチームメイト

3月20〜21日に行われたペルー1部リーグのトルネオ・デ・ベラーノ 第5節。クスコで行われた「レアル・ガルシラッソ×ウニオン・コメルシオ」は、レアル・ガルシラッソが快勝した。

観客はまばらでガラガラのスタンドを背に行われた試合は、レアル・ガルシラッソが5分に先制。左サイドにいたフリオ・ランダウリが思い切って左足を振り抜くと、ボールはニアサイドのゴールポストとキーパーの間をすり抜けてゴールに吸い込まれた。

レイモン・マンコを擁するウニオン・コメルシオの最終ラインには締まりがなく、23分にはジョニー・ビダーレスに右足のトゥーキックでシュートを決められると、32分にはセットプレイで相手のマークを簡単に外したことにより失点。さらにエンドの替わった後半の立ち上がりには、左サイドのスローインから相手のダイレクトパスに翻弄されると、イバン・サンティランがペナルティエリアの外からバナナシュートを決められ、ウニオン・コメルシオは4点差を追いかける形になった。

▲ 67分にレイモン・マンコ(27番)がキーパー(23番)とカバーに戻ってきた選手をフェイントで振り切る瞬間

この絶望的な状況で気を吐いたのは、ペルー代表への復帰と悲願のワールドカップ出場を目指すレイモン・マンコだった。67分に中盤からのフィードで最終ラインへ抜け出したマンコは、ファーストタッチのフェイントで飛び出したキーパーを抜き去ってカバーに戻ってきた選手もフェイントで振り切ると、冷静に持ち直したボールを右足でゴールに蹴り込んだ。マンコは喜ぶ素振りも見せずに、ゴールに入ったボールを拾って駆け足で自陣へと戻っていった。

ウニオン・コメルシオは89分にPKでさらに1点を返して2点差に詰め寄ったが、それでも最終ラインは最後まで緩いままで、90分にセットプレイからあっさりとゴールを許し、勝負を決する5点目を相手に献上してしまった。

グループの最下位に沈むウニオン・コメルシオは、マンコを擁する攻撃陣が好調なのに対し、ここ2試合で9失点の守備は至急対応すべき改善点である。

ペルー1部リーグ 2018 トルネオ・デ・ベラーノ 第5節 (2018/03/20)
レアル・ガルシラッソ 5-2 ウニオン・コメルシオ
ディエゴ・モラーレス GK ルイス・アラウーホ
ホセ・ベラスケス
ランプロス・コントジャンニス
ファン・ロハス
イバン・サンティラン
DF ハイメ・バスケス
ジョナタン・セグーラ
コーイチ・アパレシード
ダビ・ディアス
ジャン・トラゴダーラ
ルイス・ガルシア
(ジャン・ピエール・アルチンブー)
フリオ・ランダウリ
(アレハンデル・レカロス)
アルフレード・ラムーア
ジョニー・ビダーレス
(ルイス・アクイ)
MF エディ・レンテリーア
(アンヘル・オヘーダ)
ファン・モラーレス
ウィルメル・アギーレ
(ミゲル・カランサ)
ウィリアン・ミンベーラ
ディエゴ・マジョーラ FW レイモン・マンコ
クリスティアン・ボガード
フリオ・ランダウリ 05
ジョニー・ビダーレス 23
ジャン・トラゴダーラ 32
イバン・サンティラン 49
ジャン・トラゴダーラ 90
ゴール 67 レイモン・マンコ
89 クリスティアン・ボガード (PK)
ルイス・ガルシア イエロー
カード
ハイメ・バルデス
アンヘル・オヘーダ
アビーリオ・メネーセス 監督 ワルテル・アリスティサバル

会場: エスタディオ・インカ・ガルシラッソ・デ・ラ・ベガ (クスコ)

これがマンコの風邪予防 冷えるクスコのホテルで開いて閉じてまた開いて体温調節

2018.03.19 ペルー1部リーグ 2018

▲ クスコのホテルで寒さ対策と称して行った独特な体操を自身のInstagramにアップしたレイモン・マンコ

レアル・ガルシラッソとのアウェイ戦を控えた19日、ウニオン・コメルシオが宿泊したクスコのホテルで、元ペルー代表MFレイモン・マンコが独特なダンスを披露した。

富士山の九合目に近い標高にあるこの日のクスコは最高気温こそ14度あるが、17時には8度まで低下。極寒とはいわずとも、試合が行われる翌日の20時には、さらに冷え込むことが予想されている。それを受けて、レイモン・マンコは宿泊先のホテルで風邪予防に余念がない。

マンコは両手を上げて両脚を開くと、飛び跳ねながら両手と両脚を開いては閉じて、また開いて…の動作を繰り返した。その様子を、自身のInstagramアカウントに投稿したマンコは、「クスコの寒さに早くから慣れないと」とのコメントを添えつつも「Jajajajaja(ハハハハハ…)」と笑いを表す文字列も記載。マンコ自身もこの動画をネタ感覚で投稿したとも推測できるが、この投稿には250以上の「いいね!」がついた他、ペルー国内のメディアで記事にもなった。

ちなみに、ウニオン・コメルシオはこの翌日の試合で大敗。しかし、オリジナル体操の効果があったのか、マンコは後半にゴールを決めて存在感を示した。