3月20〜21日に行われたペルー1部リーグのトルネオ・デ・ベラーノ 第5節。クスコで行われた「レアル・ガルシラッソ×ウニオン・コメルシオ」は、レアル・ガルシラッソが快勝した。
観客はまばらでガラガラのスタンドを背に行われた試合は、レアル・ガルシラッソが5分に先制。左サイドにいたフリオ・ランダウリが思い切って左足を振り抜くと、ボールはニアサイドのゴールポストとキーパーの間をすり抜けてゴールに吸い込まれた。
レイモン・マンコを擁するウニオン・コメルシオの最終ラインには締まりがなく、23分にはジョニー・ビダーレスに右足のトゥーキックでシュートを決められると、32分にはセットプレイで相手のマークを簡単に外したことにより失点。さらにエンドの替わった後半の立ち上がりには、左サイドのスローインから相手のダイレクトパスに翻弄されると、イバン・サンティランがペナルティエリアの外からバナナシュートを決められ、ウニオン・コメルシオは4点差を追いかける形になった。
この絶望的な状況で気を吐いたのは、ペルー代表への復帰と悲願のワールドカップ出場を目指すレイモン・マンコだった。67分に中盤からのフィードで最終ラインへ抜け出したマンコは、ファーストタッチのフェイントで飛び出したキーパーを抜き去ってカバーに戻ってきた選手もフェイントで振り切ると、冷静に持ち直したボールを右足でゴールに蹴り込んだ。マンコは喜ぶ素振りも見せずに、ゴールに入ったボールを拾って駆け足で自陣へと戻っていった。
ウニオン・コメルシオは89分にPKでさらに1点を返して2点差に詰め寄ったが、それでも最終ラインは最後まで緩いままで、90分にセットプレイからあっさりとゴールを許し、勝負を決する5点目を相手に献上してしまった。
グループの最下位に沈むウニオン・コメルシオは、マンコを擁する攻撃陣が好調なのに対し、ここ2試合で9失点の守備は至急対応すべき改善点である。
ペルー1部リーグ 2018 トルネオ・デ・ベラーノ 第5節 (2018/03/20) | ||
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レアル・ガルシラッソ | 5-2 | ウニオン・コメルシオ |
ディエゴ・モラーレス | GK | ルイス・アラウーホ |
ホセ・ベラスケス ランプロス・コントジャンニス ファン・ロハス イバン・サンティラン |
DF |
ハイメ・バスケス ジョナタン・セグーラ コーイチ・アパレシード ダビ・ディアス |
ジャン・トラゴダーラ ルイス・ガルシア (ジャン・ピエール・アルチンブー) フリオ・ランダウリ (アレハンデル・レカロス) アルフレード・ラムーア ジョニー・ビダーレス (ルイス・アクイ) |
MF |
エディ・レンテリーア (アンヘル・オヘーダ) ファン・モラーレス ウィルメル・アギーレ (ミゲル・カランサ) ウィリアン・ミンベーラ |
ディエゴ・マジョーラ | FW |
レイモン・マンコ クリスティアン・ボガード |
フリオ・ランダウリ 05 ジョニー・ビダーレス 23 ジャン・トラゴダーラ 32 イバン・サンティラン 49 ジャン・トラゴダーラ 90 |
ゴール |
67 レイモン・マンコ 89 クリスティアン・ボガード (PK) |
ルイス・ガルシア | イエロー カード |
ハイメ・バルデス アンヘル・オヘーダ |
アビーリオ・メネーセス | 監督 | ワルテル・アリスティサバル |
会場: エスタディオ・インカ・ガルシラッソ・デ・ラ・ベガ (クスコ) |