マンコの代表復帰計画を家族もサポート 妻が監督に夫の代表復帰を求める営業活動も

2018.04.09 ペルー代表
▲ レイモン・マンコ(左)とのツーショット写真に写る妻のリリア・アモレッティさん(右)

ワールドカップに出場するペルー代表への復帰を目指しているレイモン・マンコは今季、所属するウニオン・コメルシオで安定した活躍をみせている。司令塔のポジションでレギュラーを獲得していて、攻撃の起点として実力を発揮している。チームの成績こそ夏季リーグでグループ最下位と低迷しているが、マンコの状態は良い。

そんなマンコのペルー代表復帰は、本人のみならず家族の夢でもある。離婚歴のあるマンコと夫婦になった現在の妻であるリリア・アモレッティさんは夫の健康管理と育児に余念がなく、良妻賢母としても定評があるという。

リリアさんは2年前、マンコとの間に第一子を授かった。だが、年が明けた2017年の初頭にマンコのベネズエラ行きが決まると、リリアさんと息子も帯同。行った先のベネズエラは政情不安が著しく、まともな日常生活を送ることすら難しかったという。リリアさんはのちに、ベネズエラでの生活について「幼い息子のための、おむつやミルクを調達するのにも苦労した」と回顧している。

そんなリリアさんが愛する夫(レイモン・マンコ)のためにとった行動が、現地ペルーで話題になった。なんと、夫の代表復帰とワールドカップ出場を叶えるために、夫をペルー代表に加えるようリカルド・ガレカ監督に直接訴えた。彼女のこの言動に対する、ガレカ監督の反応は何ら報じられていない。

家族総出で代表への復帰に全力を尽くしているマンコファミリア。妻の熱意は、ガレカ監督の心をどこまで揺さぶっただろうか。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。