マンコが試合をボイコットした? 地元サポの一部が“指名手配”する事態になり本人が声明

2023.08.10 ペルーのアマチュア大会

▲ カニバンバFCの熱狂的なインチャ(サポーター)がマンコの捜索を開始!?

ペルー国内にて、マンコが試合をボイコットしたとの報道が出て物議を醸している。

アメリカの7人制サッカーなどにも契約・出場したり、YouTubeで自身の冠番組を配信するなど精力的な活動をしている元ペルー代表MFレイモン・マンコは現在、ペルー北西部の標高2,641mに位置する山間部の中腹の町オトゥスコを本拠地とするカニバンバFCというアマチュアクラブに、期限付きで加入している。

オトゥスコで開催中の選手権で、カニバンバFCは準決勝に駒を進めていた。そして迎えた準決勝のピッチやベンチに、マンコの姿はなかった。ちなみに、カニバンバFCも出場中の選手権では、35,000ペルーソル(日本円で136万円)の賞金も設定されていたため、サポーターとしてもこの選手権については真剣に応援している経緯がある。

前述の事情を踏まえて、現地メディアは「マンコが失踪した」「マンコが試合をさぼった」と報道。準々決勝までチームに多大な貢献をしていたマンコが、身勝手な意志決定で試合を欠場したかのように報じられ、カニバンバFCを応援するサポーターの一部は「マンコの居場所を突き止めろ!」と、さも“指名手配”でもするかのような勢いでマンコの捜索を開始した。

こうした一連の報道を受けてマンコが反応。自身の行動は試合のボイコットではないと訴えた。

「ハッキリさせておきたいのは、私がアメリカからリマに到着したのが8月6日。5日の試合に出てほしいとの連絡が事前にあればもっと早く帰国していたし、クラブから出場を打診する連絡も来ていなかっただけ。だからボイコットなんてしていない」

マンコは誤報を拡散したメディアに対しても憤りを覚えており、「一連の誤報を正さないのならば、訴訟を起こす。証拠はある」と強気な姿勢を貫いている。果たして、この騒動は今後泥沼化するのか。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(32歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。2023年は7人制サッカーに活躍の場を移し、ペルーとアメリカの2クラブに所属する形をとっている。元ペルー代表。