現役引退に気持ちが傾いていると報じられた元ペルー代表MFレイモン・マンコに対してここ数ヵ月もの間、現役続行を信じて何度もオファーを出してきているクラブチームがあることがわかった。ペルーのスポルト・ボーイスだ。
スポルト・ボーイスは、マンコが2019年6〜12月に所属していた古巣で、このときは18試合に出場して2ゴール3アシストとまずまずの結果を残したが、2020年のチーム構想外となったため2019年末で退団している。
2022年には自身のキャリアで初のペルー2部に挑戦したが、ペルー代表歴がある選手としては案外な内容に終わったマンコ。昨年のパフォーマンスにマンコ自身が落胆したことが、現役引退に傾いたのではとの憶測もある。
そんなマンコに向けて何度も熱いラブコールを送っているスポルト・ボーイスの、チームカラーはピンク色。2019年に加入が決まった際にも当サイトで報じたように、マンコがスポルト・ボーイスに加入すれば、ピンク色のユニフォームに袖を通すことになるマンコは「ピンク色のマンコ」だ。
現状、スポルト・ボーイス以外でマンコにオファーを出しているクラブはない。ゆえに、マンコの気が変わって現役続行を選択した場合は、約3年ぶりにピンク色のマンコが再誕することになるが、果たして。
◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(32歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。元ペルー代表。