【急転】レイモン・マンコが現役引退へ セカンドキャリアはコメンテーター兼タレントに転身か

2023.02.17 リーガ2 (ペルー2部リーグ) 2022

▲ 元ペルー代表MFレイモン・マンコの冠番組「Cojo y Manco(コホ・イ・マンコ)」がペルー国内でスタートする

マンコがピッチを去るときが来たようだ。ペルー国内の記事によれば、元ペルー代表MFレイモン・マンコは32歳で現役を退くことになりそうだという。

マンコは5日前の報道によれば、ファン・アウリッチから契約更新を拒絶されたことが明らかになったものの、本人はまだ現役の道を模索するとあった。ところが、この数日で心変わりがあったのか、マンコから現役続行の気持ちは薄れていったものとみられる。

現地時間で2月16日に公開されたプロモーション映像では、ペルーのスポーツポータルサイト「Movistar Deportes」のスポーツジャーナリストであるオラシオ・シメルマン氏と並んでソファーに着席したマンコが、左手に大きな容量のポップコーンを持ち、右手でポップコーンを頬張りながらシメルマン氏と軽妙なやりとりをする様子が流れている。

▲ 新番組「Cojo y Manco(コホ・イ・マンコ)」のプロモーション映像で、スポーツジャーナリストのオラシオ・シメルマン氏(左)と軽妙なトークを繰り広げながらポップコーンを頬張る元ペルー代表MFレイモン・マンコ(右)

映像ではシメルマン氏が試合を楽しむ際の自分の好みについて、マンコとフランクに意見交換をしている様子が確認できる。この様子から、マンコのセカンドキャリアはコメンテーターかタレントに転身して、メディアに露出する仕事を選ぶ可能性が高そうだ。

公開された映像には、「Cojo y Manco(コホ・イ・マンコ)」というロゴも登場。Cojo はスペイン語で「ラメ」であり、「ラメとマンコ」という意味にあたるが、新番組とされる「Cojo y Manco(コホ・イ・マンコ)」については、初回放送日などの詳細情報が一切出ていないため、真偽不明とする見解もある。

2006年に16歳でプロデビューを果たし、2007年のU-17南米選手権では母国を4位に導き、自身は大会MVPを獲得。当時の評価は同世代のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスよりも高く、「ペルーサッカー界の有望株」と若手の頃は期待値も高かったマンコ。17年間のプロ生活にピリオドを打つときが来たのか。マンコ本人から引退に関する公式発表は、まだない。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(32歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。元ペルー代表。