かつては“残留請負人”だったマンコ 2年連続で所属チームを残留させられず

2021.10.31 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2021

▲ レイモン・マンコは2021年をアリアンサ・ウニベルシダーで戦ったが、チームは2部降格となってしまった。

マンコは“残留請負人”になれなかった。2021年のリーガ1(ペルー1部リーグ)は年間王者決定戦を残すのみとなり、リーガ2(ペルー2部リーグ)への降格チームも決定。元ペルー代表MFレイモン・マンコを擁するアリアンサ・ウニベルシダーは、年間の合計勝ち点で18チーム中最下位となったため、降格が決まった。

かつてのマンコは、ペルー国内で低迷するクラブチームに加入しては何度か残留に導いてきた。2019年にはピンク色のユニフォームに袖を通して、スポルト・ボーイスを最終節で1部残留に導いたこともあった。

しかし、2020年はシーズン途中に加入したアトレティコ・グラウを残留に導けず退団。2021年はアリアンサ・ウニベルシダーの一員としてプレイしていたが、前年に続いて残留失敗となった。

2020年のマンコは26試合に出場したが、今年のマンコは出場試合数がわずか14と出場機会も減少。シーズン終盤となった10月はベンチにも入らない日々。10月30日の後期最終節でもベンチ入りしなかったが、その理由について本人からのコメントはなく、フリオ・セサル・ウリーベ監督からも明らかにはされていない。

2022年、31歳のマンコはどのクラブでプレイしているのか。そして、マンコが目指しているペルー代表への復帰は叶うのか。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(31歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。元ペルー代表。