
17歳の頃はコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスよりも高く評価されていたレイモン・マンコ。31歳まで1ヵ月を切っているマンコが、試合中に元ブラジル代表FWホナウジーニョ・ガウーショ氏を彷彿とさせるノールックパスを披露したが、あっけなく失敗した。
マンコがノールックパスを披露したのは、7月24日に行われたリーガ1(ペルー1部リーグ)の後期第2節「アリアンサ・ウニベルシダー vs アリアンサ・リマ」の9分。自陣でボールを奪い取ったアリアンサ・ウニベルシダーは、味方からパスを受けたマンコがセンターサークルで前を向くやいなや、首を自陣の右サイドへ向けながら相手陣内の左サイドへボールを蹴った。しかし、パスは味方に通らず、相手にインターセプトされてノールックパスは失敗に終わった。
この試合を実況していたアナウンサーは、マンコがみせた無謀なノールックパスを見て「ぁあ!?」と声を漏らす。マンコはホナウジーニョ・ガウーショ氏を意識して格好を付けたつもりだったが、攻撃に移れる機会で無駄なことをしたことには、実況も呆れたようだ。
マンコのノールックパスは、下記URLの記事後半にある動画で、25秒あたりから視聴可能。
◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(30歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アリアンサ・ウニベルシダーへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。元ペルー代表。