リベルタドーレスの舞台に帰ってきたマンコ 同点直後の交代にベンチで怒り心頭

2020.03.05 コンメボル・リベルタドーレス 2020

▲ ボールを追いかけるレイモン・マンコ

マンコがリベルタドーレスの舞台に帰ってきた。ペルーのフリアカで3月5日に行われたグループリーグ第1節「デポルティーボ・ビナシオナル vs サンパウロ」で、レイモン・マンコはスタメン出場を果たした。

マンコがリベルタドーレスに出場したのは、レアル・ガルシラッソ(現在のチーム名はクスコFC)の一員としてグループリーグ予備戦に臨んだ2019年1月29日以来、約13ヶ月ぶり。マンコは18分に前線の右側でジョアン・アランゴのパスを受けると、右足でシュートを打った。だが、ボールは枠を捕らえながらもキーパーの正面に飛んでしまい、あえなくキャッチされた。

後半の立ち上がりに追いついたビナシオナルは、直後の53分にセサル・ビヘバーニ監督がアンディ・ポラルを投入するために、マンコをベンチに下げた。するとこの交代を不服とするマンコは、不満げな表情でピッチを去ると、ベンチではチームメイトと挨拶することもなく、水の入ったペットボトルを投げつけて怒りを爆発させた。

マンコはまだまだ試合に出たかったのか、この日は不完全燃焼だったようだ。なお、試合はマンコ擁するビナシオナルが逆転勝利を収めた。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(29歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。

コンメボル・リベルタドーレス 2020 グループリーグ 第1節 (2020/03/05)
デポルティーボ・ビナシオナル 2-1 サンパウロ
ラウール・フェルナンデス GK チアゴ・ボウピ
アンヘル・ペレス
エデル・フェルナンデス
ジョン・ファハルド
ジャキソン・レジェス
DF イゴール・ビニシウス
ロベール・アルボレーダ
ブルーノ・アウベス
(エルナーニス)
ヘイナウド
アンヘル・テージョ
(ロケ・グアチレー)
ヨークマン・テージョ・ハヤシダ
ダウリン・レウド
ジョアン・アランゴ
MF チェ・チェ
ダニエウ・アウベス
イゴール・ゴメス
レイモン・マンコ
(アンディ・ポラル)
アルダイール・ロドリゲス
(エクトル・ゼータ)
FW アントニー
パブロ
(リジエーロ)
アレシャンドレ・パト
(トロ)
アルダイール・ロドリゲス 49
ジョアン・アランゴ 76
ゴール 19 アレシャンドレ・パト
ヨークマン・テージョ・ハヤシダ
ロケ・グアチレー
イエロー
カード
ダニエウ・アウベス
イゴール・ビニシウス
セサル・ビヘバーニ 監督 フェルナンド・ジーニス
主審: ホセ・ナタナエル・メンデス (パラグアイ)
会場: エスタディオ・ギジェルモ・ブリセーニョ・ロサメディーナ (フリアカ)