マンコが呼び掛け 首都リマでの一発勝負に「多くのサポーターの応援を楽しみにしている」

2023.11.09 コパ・ペルー 2023

▲ エコセン・パスコのサポーター全員に首都リマまで応援に来てほしいと訴えた元ペルー代表MFレイモン・マンコ

マンコが重要な一戦に向けて、所属クラブのサポーターに積極的な応援を訴えた。

元ペルー代表MFレイモン・マンコを擁するエコセン・パスコは、11月5日に行われたラウンド16の2nd.LegでナシオナルFBCと2-2のドロー。1st.Legを3-0で勝っているため、ベスト8に名を連ねた。

年によってレギュレーションが変わるコパ・ペルーは2023年はペルー3部リーグに相当するカップ戦で、ベスト4に勝ち残った4クラブに翌年のリーガ2(ペルー2部リーグ)昇格の権利が与えられる。つまり、マンコ擁するエコセン・パスコはリーガ2昇格まであと一歩のところまで来ているのだ。

そんな折、7日にコパ・ペルーの準々決勝以降の全試合がすべて首都リマで開催されることに。ホーム&アウェイでない一発勝負になっただけに、エコセン・パスコにとっては次戦が“勝負の90分”となった。対戦相手は、ペルー南部の中腹アバンカイを本拠地とするミゲル・グラウというクラブチームになる。

こうした決定を受けて、マンコは自身のSNSに投稿し、エコセン・パスコのサポーターに首都まで応援に来てもらえるように懇願した。

「みんな知ってると思うけど、私は今エコセン・パスコのユニフォームに袖を通している。(18日か19日か試合日は不明だが)近いうちに日時がわかるから、スタンドから多くのサポーターが我々を応援してくれることを楽しみにしている」

マンコの呼びかけに応じるエコセン・パスコのサポーターはどれほどいるのか。そして、準々決勝の試合に、どれほどのサポーターが集結するのか。マンコを愛しているかどうかではなく、エコセン・パスコを愛しているかで来場者数は変動するだろう。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(33歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。2023年は7人制サッカーに活躍の場を移し、ペルーとアメリカの2クラブに所属する形をとっている。元ペルー代表。