4月16〜17日にペルーのウアラルで行われたリーガ2(ペルー2部リーグ)の前期第3節。「ウニオン・ウアラル vs サントス・デ・ナスカ」で、短気な性格が災いして乱闘に加わった元ペルー代表MFレイモン・マンコがイエローカードを受ける一幕があった。
乱闘が勃発したのは、0-0 で迎えた72分のこと。ビクトル・カストリジョンがミドルシュートを打とうとした途端、背後からケビン・ロセルのスライディングを受けて転倒。主審はサントス・デ・ナスカのフリーキックを指示したが、ロセルのファウルに対してサントス・デ・ナスカの選手数人がクレームをつけた。
するとそこから両軍入り乱れての乱闘に発展。揉み合う輪の中に入っていったマンコはホセ・ビクトル・ソトと言い合いになり、両手でソトの胸元を押した。この行為に対し、主審はマンコにイエローカードを出した。この日マンコは67分に途中出場でピッチに立ったところで、出場のわずか6分後にカードをもらってしまった。このときの様子を、ペルーのメディア「Libero」のサッカー編集部は「手に負えなくなったマンコ」という見出しで報じた。
マンコは終盤にゴールを奪える決定機に恵まれたが、右足のインサイドキックで放ったボレーシュートは、枠を捉えるもキーパーにキャッチされた。試合はスコアレスドローに終わり、マンコ擁するサントス・デ・ナスカは2戦連続で引き分けとなっている。
兼ねてから怒りやすい短気な性格で有名なマンコだが、31歳の現在も怒りっぽい性格は健在のようだ。
リーガ2(ペルー2部リーグ) 2022 前期 第3節 (2022/04/17) | ||
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ウニオン・ウアラル | 0-0 | サントス・デ・ナスカ |
アイロ・カマーチョ | GK | カルロス・ロマン |
ヨルダン・キンタニーヤ エリック・ロッシ ブライアン・ベルナオーラ ホセ・マリーナ |
DF |
ジャン・フランコ・ファルコニー ファン・マヨ (ビクトル・カストリジョン) ルイス・フェリペ・カルドーナ ブライアン・オルメーニョ |
ホセ・ビクトル・ソト ロヘル・チンガ (ディエゴ・クアドロス) ルイス・エンリケ・カノ カルロス・アウグスト・ロペス |
MF |
パオロ・ブスタマンテ (ルイス・ロメーロ) ジェフェルソン・ナバーロ (レイモン・マンコ) エルナン・イノストローサ ケニー・バリオス |
ケビン・ロセル レオネル・ガルシア (セバスティアン・ラ・トーレ) |
FW |
ホスエ・エレーラ ルイス・アルベルト・ペレア (デニルソン・ラミーレス) |
ゴール | ||
イエロー カード |
ホスエ・エレーラ レイモン・マンコ ルイス・ロメーロ カルロス・ロマン |
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フランシスコ・メルガール | 監督 | オルランド・ラバーレ |
主審: ハメス・ウアマニー 会場: エスタディオ・フリオ・ロレス・コラン (ウアラル) |
◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(31歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移した。元ペルー代表。