ユースカテゴリー時代にU-17ペルー代表として一躍脚光を浴びたレイモン・マンコが、ファンを驚かせる発言で物議を醸した。
マンコが物議を醸したのは、自身の Instagram でのサポーターとのやりとり。現在アトレティコ・グラウにいるマンコは、兼ねてからファンと公言しているアリアンサ・リマでプレイしたいのか、はたまた中国スーパーリーグに活躍の場を移したいのかを問われて、次のように述べた。
「中国かもね。だって人は愛で生きていけないじゃない」
マンコは愛よりもカネを選んだのか。ちなみに最近の南米選手では、元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノや元ブラジル代表FWウッキ、元U-20アルゼンチン代表MFダリオ・コンカ氏など、名だたる名手が相次いでキャリアの晩年に中国に渡っている。そうした往年のベテランが過ごした晩年のように、マンコもまた中国スーパーリーグへの移籍に希望的観測を抱いているのかもしれない。
余談だが、マンコが中国に移籍した暁には、どのような漢字の当て字が振り分けられるのか。
◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(29歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・ビナシオナルに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ活躍の場を移している。元ペルー代表