マンコが怒り心頭! 自身は慈善活動をしながら所属チームの給与75%減には猛反発

2020.05.20 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2020

▲ 所属先のデポルティーボ・ビナシオナルが選手の給与75%カットを表明すると、マンコは即座に反論した

マンコの怒りが爆発した。ペルー国内の前年王者であるデポルティーボ・ビナシオナルに所属するレイモン・マンコは20日、所属先から提示された75%の給与カットを強く反対した。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)により現在中断しているリーガ1(ペルー1部リーグ)では、クラブチームの深刻な経済危機が生じている。それの対策として、ビナシオナルは所属選手の給料を75%カットに踏み切る苦渋の決断に至った。

ところが、この決断に反旗をひるがえしたのが、29歳のレイモン・マンコ。地元テレビ局の取材に応じたマンコは、「クラブからの提案はクレイジーだ。私たち選手はクラブにとっての財産であり、お互いがお互いを守る必要がある」との主張を展開している。

「今年のビナシオナルはCONMEBOL(南米サッカー連盟)からリベルタドーレス出場権を含めてお金を受け取っている。それゆえに、75%もの給与カットには戸惑いを隠せず、我々は冷静なコミュニケーションで以て問題の解決に取り組みたい」

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(29歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。