ピンク色のマンコはやる気満々 「スポルト・ボーイスを残留させるために貢献したい」

2019.06.20 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2019

▲ スポルト・ボーイスへの加入が決まったレイモン・マンコ(写真はスポルト・ボーイスが作った合成)

首都リマの隣にある港町カヤオを本拠地とするスポルト・ボーイスへの加入を決めたレイモン・マンコが、ラジオ・オバシオンのインタビューで今回の移籍について口を開いた。スポルト・ボーイスへの移籍を決めた経緯だけでなく、他にオファーをくれたチームにも言及した。

レアル・ガルシラッソを5ヶ月で退団したマンコには、主にペルー国内から複数のオファーが届いていた。その中でスポルト・ボーイスを選択した理由について、マンコはそこで掲げている目標を添えて語った。

「私はただスタメンで出たいだとか給料面などの理由であれば、スポルト・ボーイスには来ない。(前期で最下位だった)スポルト・ボーイスにはリーガ1(1部)残留という明確な目標があり、そのために私が力になれるならと思ったのが移籍の理由だ。そして入団はしなかったものの、私を戦力として考えてくれたビナシオナルにも感謝している」

マンコの獲得は、選手の古巣ウニオン・コメルシオも積極的に検討していた。このことにもマンコは触れている。

「ウニオン・コメルシオとも連絡を取り合った。クラブの会長とは良好な関係を築けているが、私は家族のことも考慮した上で、最終的にスポルト・ボーイスを選んだ」

マンコには病床に伏している父親が、首都リマの病院に入院している。スポルト・ボーイス(港町カヤオ)は、レアル・ガルシラッソ(クスコ)やウニオン・コメルシオ(ヌエバ・カハマルカ)と比較してもリマに近く、父の容態を気にかけているマンコにとって、カヤオで生活することは他の理由にも優ったという。

マンコは、新天地でやる気だ。それは彼の言葉からも存分に感じ取れる。

「スタメンで試合に出られるようにしっかりと準備するだけ。プレッシャーは他のチームよりも小さいかもしれないが、ここでは残留というプレッシャーがあるし、ファンの期待に応えるためにも、これからここでチャレンジしたい。これからが楽しみだ」

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(28歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団した。