ウアンカージョ移籍報道から一転 マンコの新天地は育った国ベネズエラのサモーラFC

2016.12.22 ベネズエラ1部リーグ 2017
▲ アリアンサ・リマでは故障などが重なり実力を発揮しきれなかった元ペルー代表MFレイモン・マンコ

元ペルー代表MFレイモン・マンコのペルー国内でスポルト・ウアンカージョへの移籍がほぼ合意に達したと報じられていたが、一転ベネズエラへの移籍が決まったことがわかった。マンコの移籍先は、ベネズエラの新興チームであるサモーラFCで、移籍先の公式サイトが発表している。

かつてオランダの名門PSVアイントホーフェンでもプレイした実績を持つレイモン・マンコは、ペルーの首都リマで生まれたが、2歳から8歳まではベネズエラで育ち U-15 ベネズエラ代表にも選出された経緯がある。ペルーとベネズエラの二重国籍ではあるが、すでにペルー代表としてのキャリアがあるため、今後ベネズエラ代表に選出される可能性はない。それでも自身が育った国であるベネズエラはマンコにとって未開の地ではなく、知ったる国での活躍が期待されるところだ。

サモーラFCは2002年創立と歴史は浅いが、ベネズエラ国内では近年安定した強さを保っていて、2017年には2年ぶりにコパ・リベルタドーレスにも出場する。グレミオ(ブラジル)、グアラニー(パラグアイ)といった強豪と同じグループに入ったサモーラFCは、すでにGKアレクシス・アングーロ、DFホルヘ・イグナシオ・ゴンサーレス、FWアントニー・ウリーベの獲得を発表していて、マンコは4人目の補強となった。

新たな舞台に身を移して、マンコは輝きを放つことができるだろうか。