殴られたマンコは無事? 当のマンコは加害者と笑顔で写真撮影に興じて問題なしをアピール

2023.03.27 7人制サッカー

▲ 25日の試合でトニート(55番)が元ペルー代表MFレイモン・マンコ(左)の顔面を殴った場面

25日の試合中に殴られたマンコには、わだかまりはない。試合を終えた元ペルー代表MFレイモン・マンコは、自身を殴った“トニート”ことアントニオ・ゴンサーレスを「許した」。

25日の試合中にトニートに顔面を殴られたマンコは、その場で転倒。そのマンコを殴ったトニートはその後主審への暴言でレッドカードを受けて退場になった。

退場の直前にはマンコが差し出した右手に応じない様子からして、トニートはマンコへの恨みを募らせているようにも映ったが、当事者間にわだかまりはない様子。試合後にマンコは、トニートと肩を組んで笑顔で写真撮影に興じていて、試合中のトラブルはピッチに残してきたことをアピールした。

▲ 試合後にマンコ(左)がトニート(右)と和解の写真を撮った場面

Instagram には「マンコとトニートが経験した、なんと豊かな決闘でしょう」「偉大な人格者トニート、そのすべてはサッカーの一部だ」との投稿がなされ、マンコを殴った選手とマンコとの間にわだかまりはないことが証明された。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(32歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。2023年は7人制サッカーに活躍の場を移し、ペルーとアメリカの2クラブに所属する形をとっている。元ペルー代表。