マンコがキレた相手は“穴兄弟” 実名を伏せて批判するもパオロ・ゲレーロだとSNSで物議

2024.05.10 リーガ1(ペルー1部リーグ) 2024
▲ とある選手を批判したレイモン・マンコ(左)。批判の対象はパオロ・ゲレーロ(右)だとSNSで騒ぎになった

マンコがキレた相手は“穴兄弟”だった。

元ペルー代表MFレイモン・マンコは、自身のYouTubeチャンネル「Cojo y Manco(コホ・イ・マンコ)」に出演して、実名を伏せつつとあるストライカーを暗に批判した。

「サッカー選手自身を含め、ペルーのサッカーを軽視する人がたくさんいる。実名は伏せるし、論争に巻き込まれたくないから、ムズムズしたままにしておくつもりだ」

「あの“9番”がペルーサッカー界にやってきたが、彼は変化をもたらしているだろうか? 壊しているの? 彼の能力やキャリアを疑う人はいない。しかし何が起こっているのか。ペルーのサッカーは良くない(と今も思ってる)? 彼は昨年まで母国(ペルー)でプレイしてこなかったし、ここでプロデビューもしていない。ペルーでプロサッカー選手としてプレイすることの意味をわかっていない」

マンコのこの発言はSNSなどで物議を醸した。批判の対象が、40歳のペルー代表FWパオロ・ゲレーロだと容易に推測できたからだった。

現在、セサル・バジェーホでプレイしているゲレーロは、ここまでに3ゴールを挙げているものの、パフォーマンスは往年の輝きを失いつつある。マンコの目にも、ゲレーロがリーガ1(ペルー1部リーグ)で目立っていないと映っているよう。そんなマンコが思い出したのは、昨年に行われた韓国との親善試合の試合前での発言。報道陣の質問に答えたゲレーロが口にした言葉は、ペルーの国内リーグを軽視する内容だった。

「私は競争力の高いところでサッカーをしている。だから39歳(当時)の今もプロサッカーを続けていられる。ペルーでは競争力のないサッカーをしているペルー人選手が多い」

上記の発言を思い出したマンコは、ゲレーロの今年のパフォーマンスを見て「どの口が言ってるのか」と思ったようで、暗にゲレーロを批判したとみられる。ちなみに、ドイツでデビューしたゲレーロは、キャリアの大半をドイツとブラジルで送ってきた。母国のトップリーグでプレイするのは今年が初めて。

◇ ◇ マンコとゲレーロは“穴兄弟” ◇ ◇

かつてマンコと夫婦だったペルー人モデルのフィオレーラ・アルサモーラさんが、離婚後の2016年に婚姻関係中に不倫していた過去を暴露。その相手がゲレーロだったとのことで、フィオレーラさんを抱いたマンコとゲレーロは“穴兄弟”とみられている。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(33歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。2023年は7人制サッカーに活躍の場を移し、ペルーとアメリカの2クラブに所属する形をとった。そして2024年4月に古巣ウニオン・コメルシオに加入。元ペルー代表。