手に負えなくなったマンコ 乱闘に加わり相手への行為で出場から6分後にイエローカード

2022.04.18 リーガ2 (ペルー2部リーグ) 2022

▲ 72分の乱闘で揉み合う輪の中心に入って激怒したレイモン・マンコ

4月16〜17日にペルーのウアラルで行われたリーガ2(ペルー2部リーグ)の前期第3節。「ウニオン・ウアラル vs サントス・デ・ナスカ」で、短気な性格が災いして乱闘に加わった元ペルー代表MFレイモン・マンコがイエローカードを受ける一幕があった。

乱闘が勃発したのは、0-0 で迎えた72分のこと。ビクトル・カストリジョンがミドルシュートを打とうとした途端、背後からケビン・ロセルのスライディングを受けて転倒。主審はサントス・デ・ナスカのフリーキックを指示したが、ロセルのファウルに対してサントス・デ・ナスカの選手数人がクレームをつけた。

するとそこから両軍入り乱れての乱闘に発展。揉み合う輪の中に入っていったマンコはホセ・ビクトル・ソトと言い合いになり、両手でソトの胸元を押した。この行為に対し、主審はマンコにイエローカードを出した。この日マンコは67分に途中出場でピッチに立ったところで、出場のわずか6分後にカードをもらってしまった。このときの様子を、ペルーのメディア「Libero」のサッカー編集部は「手に負えなくなったマンコ」という見出しで報じた。

マンコは終盤にゴールを奪える決定機に恵まれたが、右足のインサイドキックで放ったボレーシュートは、枠を捉えるもキーパーにキャッチされた。試合はスコアレスドローに終わり、マンコ擁するサントス・デ・ナスカは2戦連続で引き分けとなっている。

兼ねてから怒りやすい短気な性格で有名なマンコだが、31歳の現在も怒りっぽい性格は健在のようだ。

リーガ2(ペルー2部リーグ) 2022 前期 第3節 (2022/04/17)
ウニオン・ウアラル 0-0 サントス・デ・ナスカ
アイロ・カマーチョ GK カルロス・ロマン
ヨルダン・キンタニーヤ
エリック・ロッシ
ブライアン・ベルナオーラ
ホセ・マリーナ
DF ジャン・フランコ・ファルコニー
ファン・マヨ
(ビクトル・カストリジョン)
ルイス・フェリペ・カルドーナ
ブライアン・オルメーニョ
ホセ・ビクトル・ソト
ロヘル・チンガ
(ディエゴ・クアドロス)
ルイス・エンリケ・カノ
カルロス・アウグスト・ロペス
MF パオロ・ブスタマンテ
(ルイス・ロメーロ)
ジェフェルソン・ナバーロ
(レイモン・マンコ)
エルナン・イノストローサ
ケニー・バリオス
ケビン・ロセル
レオネル・ガルシア
(セバスティアン・ラ・トーレ)
FW ホスエ・エレーラ
ルイス・アルベルト・ペレア
(デニルソン・ラミーレス)
ゴール
イエロー
カード
ホスエ・エレーラ
レイモン・マンコ
ルイス・ロメーロ
カルロス・ロマン
フランシスコ・メルガール 監督 オルランド・ラバーレ
主審: ハメス・ウアマニー
会場: エスタディオ・フリオ・ロレス・コラン (ウアラル)

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(31歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移した。元ペルー代表。