3月13日、ペルーの首都リマ近郊のビヤ・エル・サルバドールにあるエスタディオ・エクトル・チュンピタスで、リーグ2(ペルー2部リーグ)開幕前の練習試合が行われた。「サントス・デ・ナスカ vs フベントゥー・サンタ・ローサ」で前者の選手として出場したレイモン・マンコは、対戦相手の選手からも大人気だった。
試合は、マンコ擁するサントス・デ・ナスカが 0-4 と完敗。だが試合が終わると、マンコの元にはピンク色のユニフォームを着たフベントゥー・サンタ・ローサの選手が集まり、マンコを取り囲むように。その理由は、彼らが元U-17ペルー代表のマンコといっしょに写真撮影に興じたかったからだ。
完敗した試合の直後にも関わらず、マンコはピンク色のユニフォームを着た選手と並び、笑顔で写真撮影のサービス。そんなマンコの姿勢に、フベントゥー・サンタ・ローサの面々からは絶賛の声が挙がった。
2022年のリーガ2は、4月2日に開幕予定。現地報道では、マンコはサントス・デ・ナスカで開幕戦から出場予定とのこと。
◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(31歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移した。元ペルー代表。