カリがマンコを欲しがっていた? 求められたマンコは興奮を隠さず、しかし冷静に反応

2019.02.06 コンメボル・リベルタドーレス 2019

レアル・ガルシラッソへ移籍したレイモン・マンコには、以前報道されていたように国外のクラブチームから打診があったことが判明。コロンビアからはリオネグロ・アギラスがオファーを出していたことが報じられていたが、他にもカリを本拠地とするアメリカ・デ・カリもマンコに関心を寄せていたことがわかった。

アメリカ・デ・カリから打診があったことについて質問されたマンコは、下記のように説明した。
「アメリカ・デ・カリへ移籍する可能性について記事を読んだよ。代理人からはオファーが来ていると聞かされていたけれど、クラブから直接の連絡は何もなかった。ただ、そうした話は素直にうれしかったよ」

では、なぜマンコは国外への移籍でなくクスコのレアル・ガルシラッソ(現在のクスコFC)を選択したのか。その理由は、マンコの次の発言から理解できる。
「国外でプレイしてみたい願望は昔からある。ただ、ペルー代表に復帰したい自分の目標を踏まえると、ガレカ監督の目が届くところでなければ意味がないんだ。その点で、ペルーのリーガを見てくれているのを踏まえれば、レアル・ガルシラッソは自分の中でベストといえる選択だった。私はクスコでの生活に慣れたし、リベルタドーレスでの敗退は残念だったけれど、今は切り替えて国内リーグに向けて備えているところだよ」

マンコがカリへの未練を断ち切れたのかは定かでないが、マンコはレアル・ガルシラッソでのさらなる躍進を見据えて前に進んでいる。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。