レアル・ガルシラッソへの移籍が正式に決まった14日から一夜明けた15日、レイモン・マンコはクスコのアレハンドロ・ベラスコ・アステーテ国際空港に登場。当初の報道ではすでにクスコに到着しているとも報じられたが、マンコがクスコに入ったのは移籍の発表があってからであった。
空港のロビーにマンコが現れると、待ち受けていたレアル・ガルシラッソの女性サポーターグループから熱烈な歓迎を受けた。女性サポーターに挟まれたマンコは笑顔で記念撮影に興じ、歓迎ムードに驚いた様子だった。
「空港で私の到着を待ってくれているなんて期待してなかったからね。びっくりしたけど満足しているよ。私はこれから契約書にサインして、会長らに挨拶する予定だ」
年またぎで慎重に移籍先を選別していたマンコは、クスコでの選手生活に胸を膨らませ、2019年の抱負を述べた。
「レアル・ガルシラッソは、優秀な選手がたくさんいて、リベルタドーレスにも挑む素晴らしいチーム。そしてリーガ1(ペルー1部リーグ)でもタイトル争いのできるレベルにあることで、私はやる気に満ちている。それらは重要なファクターだ」
「リベルタドーレスは非常に重要な大会だから、グループリーグに進出することが最初の目標になる。だが、それを言い訳にしてリーガ1を無視することはできない。チームはどちらもベストの状態で臨むから、私自身もコンディションと整えてどちらでも力になれるように頑張りたい」
クスコに来てくれたことを歓迎されたマンコは、来週のリベルタドーレスに向けて準備していくと決意を固めた。
◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(27歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。