10月23〜25日に行われたペルー1部リーグの後期 第9節。ヌエバ・カハマルカで行われた「ウニオン・コメルシオ×スポルト・ウアンカージョ」は、レイモン・マンコの2ゴールなどでウニオン・コメルシオが勝利を収めた。
この試合で最も活躍したのは、元ペルー代表MFレイモン・マンコだった。まずは18分、自陣からのパスをセンターサークルで受けたマンコが前を向いてすかさずスルーパスを出すと、最終ラインの裏へ抜け出したウィルメル・アギーレがループシュートを打ち、キーパーが弾いたこぼれ球をカルロス・プレシアードがゴールに流し込み、ウニオン・コメルシオが先制した。さらに38分には、相手のハンドによって得たPKをウィリアン・ミンベーラが担い、キーパーにコースを読まれたPKのこぼれ球をミンベーラが落ち着いて決めて 2-0 とした。
▶️ #Video Reimond Manco pone el cuarto para @UComercio #COPAMOVISTARxGOLPERU. pic.twitter.com/tcfxlhAkwv
— GOLPERU (@GOLPERUoficial) 2018年10月24日
先制点の起点となったマンコは、後半により一層輝きを放った。まずは57分、ウィルメル・アギーレがペナルティエリアで倒されて得たPKを、マンコが右足で冷静に決めて 3-0 。
その後相手に1点を返されたが、3-1 で迎えた65分にマンコが観る者を魅了するプレイを披露した。相手がキーパーまでボールを下げたのを受けてウィルメル・アギーレがプレッシャーをかけに行くと、GKジョエル・ピントが蹴り出したボールがアギーレを直撃。腹部にボールを当てられたアギーレはその場にうずくまったが、弧を描いたボールはペナルティエリアの手前まで押し上げていたマンコの元へ収まった。
するとマンコはペナルティアークで右足のインフロントにボールを当てて軽く浮かせると、リフティングしながらペナルティエリアに入り、太ももに当てながらシュートコースを見極めた上で、右足のインステップでボレーシュートをゴールネットに突き刺した。マンコの華麗なリフティングボレーシュートを受けて、地元メディアは「やはりマンコは天才だ」と賛辞を惜しまなかった。
PKを含む2ゴールに加えて、スルーパスで先制点の起点となるなど目下好調のマンコが、ペルー代表に返り咲く日は訪れるのか。マンコ擁するウニオン・コメルシオは、この勝利で10位に浮上した。
ペルー1部リーグ 2018 後期 第9節 (2018/10/24) | ||
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ウニオン・コメルシオ | 4-2 | スポルト・ウアンカージョ |
アンヘル・サムーディオ | GK | ジョエル・ピント |
クリスティアン・ダビラ ショナタン・セグーラ ダビ・ディアス ヘスス・ラバニャル (マルコ・サラービア) |
DF |
ロドリーゴ・コロンボ リチャール・サリナス (ホアキン・ボゴシアン) マヌエル・コラーレス ルイス・トルヒージョ (マルコス・リウージャ) |
アンヘル・オヘーダ ファン・モラーレス ウィリアン・ミンベーラ (ミゲル・カランサ) レイモン・マンコ (レイ・ゴメス) カルロス・プレシアード |
MF |
セバスティアン・ロハス アルフレード・ロハス ルイス・ガルシア マルシオ・バルベルデ (アレクシス・ロハス) |
ウィルメル・アギーレ | FW |
ワルディル・カルデロン カルロス・ネウマン |
カルロス・プレシアード 18 ウィリアン・ミンベーラ 38 (PK) レイモン・マンコ 57 レイモン・マンコ 65 |
ゴール |
63 ワルディル・カルデロン 90 マヌエル・コラーレス |
イエロー カード |
マルシオ・バルベルデ マヌエル・コラーレス ワルディル・カルデロン ロドリーゴ・コロンボ |
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レッド カード |
マヌエル・コラーレス | |
マルセーロ・ビバス | 監督 | マルセーロ・グリオーニ |
主審: イバン・チャン 会場: エスタディオ・IPD・デ・ヌエバ・カハマルカ (ヌエバ・カハマルカ) |