代表が不調だと批判ばかりする日和見主義に憤るマンコ 「これまで以上にペルー人になった」

2021.06.05 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2021

▲ ペルー代表はここまで5戦して1分4敗で最下位に低迷している

ペルー代表は今回のワールドカップ南米予選で第2節(ブラジル戦)から4連敗を喫して、最下位に転落してしまった。ペルー国民の中には、低迷する代表チームに失望した者たちによる批判や誹謗中傷も散見されるが、そんな心ない意見に憤りを覚えているのが、30歳の元ペルー代表MFレイモン・マンコだ。

マンコが嫌っているのは、好調なときにだけ代表を応援して、不調に陥ると“手のひら返し”で代表を叩いたり、見放したりする、いわゆる「日和見(ひよりみ)主義」。「そんな奴らは、真のペルー代表サポーターではない」と突き放すマンコは、そんな日和見主義者の存在が、自分の母国愛を再認識する契機になったと明かしている。

「今日(ペルーがコロンビアに 0-3 で負けた6月3日)は、これまで以上にペルー人になったと感じている。幸せな週末だ」

リカルド・ガレカ監督に課された改善点のひとつは、最終ラインの脆弱性だ。2000年代半ばから2016年のコパ・アメリカ・センテナリオあたりまで最終ラインの要だったアルベルト・ロドリゲスが代表に呼ばれなくなった現在、同監督は先のコロンビア戦でクリスティアン・ラモスとルイス・アブランのセンターバックコンビで臨んだが、コロンビアの攻撃を食い止められなかった。前述のアルベルト・ロドリゲスに近いタイプのアンデルソン・サンタマリアはコロンビア戦で起用されず、現地メディアでは次のエクアドル戦ではサンタマリアをスタメンで遣うべきとの論調も出ている。

南米予選で1分4敗と不調を極めるペルー代表は、次節こそマンコを含む国民の期待に応えられるか。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(30歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アリアンサ・ウニベルシダーへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。元ペルー代表。