マンコの新天地が決定! ウアヌコのアリアンサ・ウニベルシダーで飛躍なるか

2021.01.11 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2021

▲ レイモン・マンコの加入を発表したアリアンサ・ウニベルシダー

マンコの新天地が決まった。ペルーの名門アリアンサ・ウニベルシダーは11日、元ペルー代表MFレイモン・マンコの加入を twitter や facebook などで発表した。

アトレティコ・グラウを退団して移籍先を探していたマンコには、複数の噂が出ていた。有力視された移籍先は、マンコ自身もファンを公言していて、今年はリーガ2(ペルー2部リーグ)で1部昇格を目指すアリアンサ・リマだった。その一方で、後日には昨年前期を優勝したウニベルシターリオ・デポルテスも補強リストにマンコを加えているとの報道も出ていて、その去秋が注目されていた。

しかし、マンコの移籍先はアリアンサ・リマでもウニベルシターリオ・デポルテスでもなく、アリアンサ・ウニベルシダーに決まった。アリアンサ・ウニベルシダーの公式アカウントは、SNSで「ようこそ! レイモン・マンコはその素晴らしいプレイを、世界的にも最高な気候の町ウアヌコに移します」と発信している。

アリアンサ・ウニベルシダーは、標高1,896メートルのウアヌコをホームタウンとする創立82年の名門。2020年はリーガ1で前期は20チーム中7位とまずまずの成績だったが、パンデミックの影響でリズムを崩してしまい、後期は10チーム中9位で、年間総合順位は10位だった。そこにマンコが入ることによって、スダメリカーナ出場権はたまたリベルタドーレス出場権も狙えるか。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(30歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アトレティコ・グラウに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。元ペルー代表。