マンコのフリーキックで先制 競り勝ったスポルト・ボーイスは目標のリーガ1残留にリーチ

2019.11.16 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2019

▲ 74分に決勝のPKを決めたセバスティアン・ペンコを抱擁で祝福するスポルト・ボーイスのイレブン

11月15〜18日に行われたリーガ1(ペルー1部リーグ)の後期 第16節。カヤオで行われた「スポルト・ボーイス vs ビナシオナル」は、セバスティアン・ペンコの2ゴールで、残留を目指しているスポルト・ボーイスが勝利を収めた。

序盤からレイモン・マンコのフリーキックなどで決定機を演出したスポルト・ボーイスは、31分に先制。マンコのコーナーキックを、セバスティアン・ペンコが頭で合わせてゴールに叩き込んだ。マンコの丁寧かつ正確なフリーキックが呼び込んだ先制点だった。

後半、スポルト・ボーイスは50分に相手陣内の中央を前進したマンコが最終ラインの裏へスルーパスを出したが、ペナルティエリアでボールに追いつきキーパーを引きつけたセバスティアン・ペンコが右足で狙いすましたシュートは、キーパーの脇をすり抜けるもポストをかすめて枠を逸れてしまう。すると、数的不利のビナシオナルは、52分にコートジボワール出身のエブレ・カンブーのアーリークロスを、アウダイールがダイビングヘッドで合わせてスコアをタイに戻した。

それでもスポルト・ボーイスは、74分に相手のファウルで得たPKをセバスティアン・ペンコが決めて、勝ち越しに成功。マンコはフル出場を果たし、スポルト・ボーイスは残留に望みをつなぐ勝利を手にした。

この勝利によって、スポルト・ボーイスは降格圏からの脱出に成功。降格圏のチームとの勝ち点差はわずか1と、次の最終節でどうなるか予断を許さないが、勝てば文句なしのリーガ1(1部)残留。引き分け以下の場合は、他会場の結果次第で残留できる状況にある。

果たして、マンコの目標である残留は実現するか。

リーガ1(ペルー1部リーグ) 2019 後期 第16節 (2019/11/16)
スポルト・ボーイス 2-1 ビナシオナル
ジョナタン・メディーナ GK ミチャエル・ソティージョ
(ルイス・アラウージョ)
マヌエル・テハーダ
パオロ・デ・ラ・アーサ
(ジュニオール・ロス)
アダン・バルビン
ペドロ・ガルシア
DF アルトゥーロ・ペレス=レベルテ
ジョン・ファハルド
エブレ・カンブー
ジェイクソン・レジェス
ジャン・カルロス・トラゴダーラ
クラウディオ・トレホン
レイモン・マンコ
ヘスス・チャベス
MF アンヘル・オヘーダ
ヨルクマン・テージョ・ハヤシダ
ホアキン・アストルガ
(ロケ・グアチレー)
アンディ・ポラル
セバスティアン・ペンコ
(フレディ・オンコイ)
セバスティアン・ゴンサーレス
(ホスエー・エレーラ)
FW アウダイール
ドナール・ミラン
(ラモン・コルドバ)
セバスティアン・ペンコ 31
(PK) セバスティアン・ペンコ 74
ゴール 52 アウダイール
セバスティアン・ゴンサーレス
セバスティアン・ペンコ
ジュニオール・ロス
イエロー
カード
アルトゥーロ・ペレス=レベルテ
ミチャエル・ソティージョ
ラモン・コルドバ
ルイス・アラウージョ
エブレ・カンブー
アウダイール
アンディ・ポラル
レッド
カード
アルトゥーロ・ペレス=レベルテ
マルセーロ・ビバス 監督 ロベルト・モスケーラ
主審: ミケ・パロミーノ
会場: エスタディオ・ミゲル・グラウ・デル・カヤオ (カヤオ)

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(29歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はスポルト・ボーイスに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団した。