余念がなく、気を引き締めるマンコ 「他の結果に何かを期待してはいけない。勝つだけ」

2019.11.19 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2019

▲ 19日の練習で汗を流すレイモン・マンコ

ペルーの首都リマの近郊にある港町カヤオをホームタウンとするスポルト・ボーイスは、24日に後期の最終節を迎える。勝てばもちろん、引き分け以下でもウニオン・コメルシオの結果次第でリーガ1(1部)残留を決められる状況にはあるが、降格の可能性も残されている。残留という大きな目標を達成するために、マンコは気を引き締めている。

レイモン・マンコは練習場で汗を流した後で、現地メディアの取材に応じると、自分にも言い聞かせるように今の考えを言葉にした。

「我々は勝つ必要がある。落ち着いて、懸命に練習するだけだ。日曜日の試合は、アウェイで非常に難しい試合になるだろうからメンタルで負けないようにしなければならないが、自分たちの力を出しきれば良い結果を出せると信じている」

最終節の対戦相手であるスポルト・ウアンカージョでは先日、カルロス・ラマチョッティ監督が退任して内部事情が思わしくないが、それについて問われるとマンコは次のように明言した。

「監督の交代があったとしても、それで我々が有利などと考えるべきではない。選手が大幅に離脱したわけではないし、我々はチャレンジャーとして戦うだけだ」

「我々の命運を左右するのはあくまで自分たちだし、他の試合結果に何かを期待してはいけない。とにかく日曜日に勝つだけ」

他力本願を一蹴して、あくまで勝利にこだわる姿勢を貫いたマンコ。余念はなく、マンコは心身ともに引き締まっている。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(29歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスへの加入を発表した。