「頭がおかしい」とまで言われたマンコ ピンク色のユニフォームを着るに至った理由を明かす

2019.06.30 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2019

▲ スポルト・ボーイスへの加入を決断したレイモン・マンコ

スポルト・ボーイスに加入したレイモン・マンコが、ビナシオナルからのオファーを蹴ってスポルト・ボーイスへの移籍を決めた理由について説明した。

2019年の前期は、ビナシオナルが優勝したのとは対照的に、スポルト・ボーイスは最下位に終わった。後者を選択したマンコには辛辣な批判もあったと、マンコは記者会見で説明した。

「私を戦力として考えてくれたビナシオナルの首脳陣や監督らに感謝している。それでもスポルト・ボーイスへの移籍を決めた私に対しては、頭がおかしいと批判する声もあるが、低迷するチームを1つでも上の順位に上げるべく、挑戦したくてここに来たんだ」

楽観主義のマンコは、ピンク色のユニフォームを着てプレイする意義を強調した。

「スポルト・ボーイスは今年の残り試合でこれ以上下には落ちないから、上を目指すしかない。この状況はポジティブに捉えられるし、ここで自分が少しでも役に立ち貢献できるなら自ずとやる気も湧いてくるんだよ」

マンコはスポルト・ボーイスに加入した時点ではケガの治療中だったが、今は治って通常のトレーニングもできている。ピンク色のユニフォームに袖を通したマンコは、早くチームのためにプレイしたいと意気込み十分だ。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(28歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団した。