「10番」を与えられたマンコの頭脳プレイ 地元メディアは「驚異的なテクニック」と絶賛

2018.06.06 ペルー1部リーグ 2018
▲ 34分にボールを蹴る振りをしてボールを後方へトスしたレイモン・マンコ(左)

6月6〜7日に行われたペルー1部リーグの前期 第5節。ヌエバ・カハマルカで行われた「ウニオン・コメルシオ×ウニベルシターリオ・デポルテス」は、ウニオン・コメルシオが勝利を収めた。

元ペルー代表DFレイモン・マンコは、ウニオン・コメルシオに入団してからずっと「27番」だったが、先日に番号の調整が行われ、この試合で初めて「10番」を着けて試合に出場。「10番」はそれまでデニルソン・バルガスという19歳の選手の番号だったが、『マンコこそが10番にふさわしい』とする首脳陣の意向が反映された形となった。

10番のマンコは、34分にトリッキーなプレイで観る者を魅了した。ペナルティエリアの手前でセットプレイを得ると、ボールの近くにはマンコとウィリアン・ミンベーラの二人がスタンバイ。すると、先に動いたマンコは得意のフリーキックを蹴る振りを見せつつ、右足をボールに乗せてソフトに後ろへ転がした。マンコがボールに触れた瞬間、壁になっていた選手が一斉に動き出すと、ウィリアン・ミンベーラは左足を振り抜いて地を這うようなシュートを披露。ボールはゴールポストを直撃すると、その跳ね返りをヘレミ・サラスが右足でゴールに押し込んだ。ペルーのポータルサイト「trome」は「ゴールにつながったマンコの驚異的なテクニック」と表現して、マンコを絶賛した。

試合は、後半にも追加点を得たウニオン・コメルシオが勝って、14位から暫定8位に押し上げている。

ペルー1部リーグ 2018 前期 第5節 (2018/06/06)
ウニオン・コメルシオ 2-0 ウニベルシターリオ・デポルテス
アンヘル・サムーディオ GK ラウール・フェルナンデス
エドゥアルド・ウリーベ
ヘレミ・サラス
エディ・レンテリーア
ヘスス・ラバナル
DF ジュニオール・モラーレス
ブライアン・ベラルデ
オラシオ・ベニンカーサ
ジェルソン・バスケス
(アクセル・チャベス)
アンヘル・オヘーダ
ファン・モラーレス
ダビ・ディアス
(ハイメ・バスケス)
レイモン・マンコ
ウィリアン・ミンベーラ
(ミゲル・カランサ)
MF アルキメデス・フィゲーラ
アダン・バルビン
ハビエル・ヌーニェス
ディエゴ・マニセーロ
パウロ・デ・ラ・クルス
(ロベルト・シウーチョ)
ホセ・リベーラ FW サンドロ・モンテシノス
(アントニー・オソーリオ)
ヘレミ・サラス 34
ヘスス・ラバナル 66
ゴール
ヘレミ・サラス
ヘスス・ラバナル
イエロー
カード
アルキメデス・フィゲーラ
アダン・バルビン
ロベルト・シウーチョ
ワルテル・アリスティサーバル 監督 ハビエル・チリーノス
主審: ラモン・イスラエル・ブランコ
会場: エスタディオ・IPD・デ・ヌエバ・カハマルカ (ヌエバ・カハマルカ)