古巣のクスコ戦をどうしても観たかったマンコ 7月頃まではフリーの身で喫緊の引退は否定

2023.03.13 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2023

▲ 中継映像で観客と笑顔で記念撮影に興じている様子が映し出された元ペルー代表MFレイモン・マンコ(左)

3月11日にペルーの首都リマで行われたリーガ1(ペルー1部リーグ)の「アリアンサ・リマ vs クスコFC」を、元ペルー代表MFレイモン・マンコがスタンドから生観戦。その様子が地元メディアによって報じられた。

アリアンサ・リマの下部組織出身で過去に二度所属したこともあるマンコは、以前から自身がアリアンサ・リマのファンであることを公言している。この日も応援したい一心でマトゥーテ(アリアンサ・リマのホーム、エスタディオ・アレハンドロ・ビヤヌエバの愛称)に足を運んだマンコは、アリアンサ・リマの勝利( 2-0 )を見届けると、ハーフタイムや試合の前後にはサポーターとの写真撮影にも興じるなど、自身もプロ選手としてのファンサービスを怠らなかった。

マンコについては以前、現役引退を推測する記事も出たが、最近のインタビューでは「愛するアリアンサ・リマで引退したい」と述べたマンコ。ペルーでは2023年初頭の移籍市場が閉鎖(終了)しているため、7月頃までは1部、2部すべてのクラブチームが選手を加入させられない。しかし、「引退するときはちゃんと話す」と宣言しているマンコは現在までに引退を表明してはおらず、7月頃までは無所属(フリー)の状況にあるだけ。

7〜8月になれば、マンコは再びユニフォームに袖を通すのか。加入先はアリアンサ・リマか、スポルト・ボーイスか、それとも?

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(32歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。元ペルー代表。