アナ・マンコさんが8年ぶりの帰省で母国の現状を報告 以前の帰省と比べて確実に良化か

2023.02.20 ベネズエラの芸能界

▲ 8年ぶりに母国に戻ったベネズエラ人女優のアナ・マンコさん

アナ・マンコさんはベネズエラの政情不安が深刻化した2015年に、生活拠点をU.S.A.(米国)に移した。ベネズエラ人ながら国外で8年間を暮らしたのち、アナ・マンコさんは母国に戻った。戻ってみてアナ・マンコさんが受けた印象を、率直に語っている。

「素晴らしい地形に木々もあり、古き良き時代のカラカスが取り戻されたようです。(首都のカラカスは)活発で、通りには人がいっぱいいて、たくさんの物資も供給されていて、交通量も多い。楽観的で、勤勉で、とても良い雰囲気が漂っていました。もちろん改善すべき点はまだまだあるけれど、そこに期待ができる状況であることに魅力を感じます」

アナ・マンコさんは母国の現状を絶賛している。その理由について、マンコさんは自身が母国に帰省した直近の様子を添えて、当時と比べて今が改善されたことを強調した。

「治安がとても悪く、物資も食料も医療品もなく、高速道路はガラガラ。あのときは、もうベネズエラには帰りたくないと感じました」

薬や食料を買うたびにID提示を要求されていたことも吐露したアナ・マンコさん。しかも当時はその購入時にパスポートの提示まで要求されていて、期限切れになっている場合の更新でも手を焼いたことを明かしている。

それでも、アナ・マンコさんが母国に戻った理由は何か。それは、彼女がこれまでの人生で培ってきた愛する人(友人・知人ら)の親交を取り戻すためだったという。

アナ・マンコさんは続ける。

「権力者がこの状況を鑑みて、多くのベネズエラ国民が失った自信と尊厳を取り戻すことを心から願っている」

アナ・マンコさんの想いはひとつ。愛する母国ベネズエラの平和と安定だ。

◆ アナ・カリーナ・マンコ

本名:
アナ・カリーナ・マンコ・グスマン
生年月日:
1970年12月17日生まれ(52歳)
出身:
ベネズエラ(首都カラカス)
最終学歴:
サンタマリア大学、ベネズエラ中央大学
配偶者:
ビセンテ・イグナシオ・ペレス
子ども:
ディミトリ・ニコラス・ペレス・マンコ(息子)
アレクサ・カテリーナ・ペレス・マンコ(娘)
職業:
女優、モデル、声優、弁護士
twitter:
@akmanco
Instagram:
anakarinamanco
公式サイト:
anakarinamanco.com

4人兄弟の末っ子で、母は1960年代にラジオ番組のパーソナリティとして活躍したノルマ・テレーサ・マンコ・グスマンさん。13歳で舞台役者となったが、一旦芸能界から離れて17歳に復帰すると、複数の映画やドラマなどで主役や脇役を熱演した。1995年には当時の恋人ルイス・フェルナンド・キンテーロさんを旅客機墜落事故により失う不幸に遭遇したことで、1年間の休養を余儀なくされた。2002年5月25日に31歳でビセンテ・イグナシオ・ペレスさんと結婚して、二人の子どもに恵まれた。現在は米国のマイアミで家族と暮らしている。