「マンコはいらない」 契約更新を拒まれたマンコに引退の意志はなく、次の移籍先を探すことに

2023.02.12 リーガ2 (ペルー2部リーグ) 2022

▲ 2023年は2月に無所属となった元ペルー代表MFレイモン・マンコ。次の移籍先は決まるのか?(写真提供:Libero)

「マンコはいらない」 この一言で、マンコの居場所はなくなってしまった。リーガ2(ペルー2部リーグ)に属するファン・アウリッチは11日、元ペルー代表MFレイモン・マンコとの契約を更新しないことを通知した。

記者のパウル・ペレス氏によれば、元々ファン・アウリッチはマンコとの契約を延長する方向で交渉を進めていたという。ところが、47歳のハイル・ブトロン新監督の意向により、契約合意は破棄された。ペレス氏の説明は下記の通り。

「マンコはいらない。マンコはチームの構想外だ。当初は双方が契約更新で合意の予定で年越しを迎えたが、精査した結果、更新しないことになった。ブトロン監督の構想に、マンコが入っていないことを知らされたからだ」

2022年、マンコはファン・アウリッチの1部昇格を期待されて加入した。しかし、加入後のパフォーマンスはチームの期待に沿うものとはいえず、チームの昇格も叶わなかった。ファン・アウリッチがマンコとの契約を更新しなかったのは、結果がすべてだ。

マンコ自身に引退の意志はなく、現役続行の予定。次の移籍先は、どこになるのか。ペルー国内か、それとも…?

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(32歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。元ペルー代表。