移籍先を探しているレイモン・マンコが、スポルト・ボーイスと契約直前まで進めながら契約書にサインしなかった理由を明かした。
マンコに関する報道では、昨年末にペルー国内の複数のクラブチームからオファーが届き、そのうち港町カヤオのスポルト・ボーイスと交渉が進んでいた。一部報道によれば契約書にサインする寸前まで話は進み、あとはクラブがマンコの獲得を発表するだけの段階まで進んでいたという。だが年が明けると、マンコはスポルト・ボーイスとの交渉を一旦保留にすることを決断。その理由について、マンコは報酬の面で合意に至らなかったことを、ラジオ局オバシオンに明かした。
「スポルト・ボーイスからオファーがあって交渉が進んでいたことは事実だけど、経済的な理由で交渉が停滞した。我々は合意に達していない。今は国内外を問わずいろんな可能性を模索しているところ。環境面でも経済的にも最適な条件で納得できるように話を進めていきたい」
「今は所属先がない状態で、ちょっと不思議というか違和感はあるよ。昨年の半ばに私自身のプレイが好調だったとき、コロンビアのビッグクラブからオファーがあったんだ」
具体的なチーム名は明かさなかったが、コロンビアのビッグクラブからオファーがあったことも明らかにしたマンコ。交渉決裂の様相が色濃くなっているスポルト・ボーイスについては、自分が考える水準以上の年俸を提案してくれたら再検討する意向も示した。
◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(27歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。