途中から入ってアシストしたマンコ 終了間際のフリーキックは浮かせたがチームは大勝

2017.03.12 ベネズエラ1部リーグ 2017
▲ 23分に勝ち越しのゴールを決めたオスカル・エルナンデス(左)

3月11〜12日に行われたベネズエラ1部リーグの後期第7節。バリナスで行われた「サモーラFC×ポルトゥゲーサ」は、サモーラFCが大勝した。

試合はサモーラFCが17分にエドゥアルド・ソーサのゴールで先制したが、ポルトゥゲーサはその3分後にコーナーキックから追いついた。それでもサモーラFCはその3分後に右サイドからのフリーキックにオスカル・エルナンデスが頭で合わせて勝ち越すと、36分にはルイス・バルガスが直接フリーキックを決めて 3-1 。さらに41分にはカウンターで4対2の状況を作ると、最後はブリアン・メンドーサが無人のゴールにボールを押し込んで突き放した。

劣勢のポルトゥゲーサは後半の立ち上がりに2人を交代させたが、それでも試合の流れを変えられず。サモーラFCは69分に元ペルー代表MFレイモン・マンコを投入すると、この采配は終盤に実を結んだ。80分、ドリブルで中央を上がったマンコがペナルティエリアに入ったところで右へパスを出すと、リカルド・クラルケが右足でゴール左隅に蹴り込んで 5-1 。クラルケはさらにその5分後にも波状攻撃のフィニッシュを決めて、チームの勝利を決定づけた。

チームの5点目をアシストしたマンコの見せ場は終了間際にもあったが、ペナルティアークで得たフリーキックを右足で狙ったマンコのシュートは大きく浮いてクロスバーを越えてしまった。

ベネズエラ1部リーグ 2017 前期 第7節 (2017/03/12)
サモーラFC 6-1 ポルトゥゲーサ
アレクシス・アングーロ GK アルヘニス・マルケス
ロナール・エルナンデス
レネ・フローレス
オスカル・エルナンデス
マイケル・ゴンサーレス
DF パブロ・ボニージャ
ノルベルト・リアスコス
ホルヘ・ルーナ
オスカル・ロハス
ルイス・メロ
(マルセーロ・モレーノ)
ルイス・バルガス
エリクソン・ガジャルド
ブリアン・メンドーサ
MF ディオルグレイ・ゴンサーレス
ロナール・モーラ
ブランド・カスティージョ
マティアス・サラウーテ
(ジョン・マルチャン)
エドゥアルド・ソーサ
(リカルド・クラルケ)
アントニー・ウリーベ
(レイモン・マンコ)
FW マヌエル・ムリージョ
アンドレス・モスケーラ
(ルイス・ブランコ)
エドゥアルド・ソーサ 17
オスカル・エルナンデス 23
ルイス・バルガス 36
ブリアン・メンドーサ 41
リカルド・クラルケ 80
リカルド・クラルケ 85
ゴール 20 マヌエル・ムリージョ
ルイス・バルガス
ルイス・メロ
ブリアン・メンドーサ
イエロー
カード
ホルヘ・ルーナ
レッド
カード
ノルベルト・リアスコス
フランセスコ・ステファーノ 監督 カルロス・オラシオ・モレーノ
主審: ランディ・トレアルバ
会場: エスタディオ・ラ・カロリーナ (バリナス)

敵地に乗り込んだグレミオが勝ち点3を獲得 元ペルー代表MFマンコはベンチを温める

2017.03.09 コンメボル・リベルタドーレス 2017
▲ 51分にPKを冷静に決めたU-23ブラジル代表FWルアン(左)。右はペドロ・ホッシャ

2017年のコンメボル・リベルタドーレスは予備戦の全日程が終了し、3月7日にグループリーグが開幕。3月7〜9日に各地で第1節が行われた。ベネズエラのバリナスで行われた「サモーラFC×グレミオ」は、敵地に乗り込んだグレミオが勝利を収めた。

4分にアントニー・ウリーベのシュートで攻撃の口火を切ったサモーラは、その後も立て続けに攻め込み、9分には右サイドを崩して最後はリカルド・クラルケが右足で合わせた。相手の守備網を完全に翻弄した攻撃だったが、シュート精度を欠いて枠にボールを飛ばせず、サモーラは絶好機を逸した。

対するグレミオは時間の経過とともに盛り返し、25分にはエクアドル代表FWミジェル・ボラーニョスが右足でゴールを狙う場面も。すると前半の終了間際にワンツーで中央を崩そうとしたルアンのスルーパスで前線まで上がっていたレオナルド・モウラが、右足でゴールに沈めてグレミオが先制した。

グレミオは後半の立ち上がりに追加点を奪う。50分にカウンターで左サイドを上がったペドロ・ホッシャが中央にグラウンダーのクロスを上げると、ルアンがペナルティエリアに入ったところで後ろから背中を押されて転倒。このファウルによって得たPKをルアンが冷静に決めて、リードを広げた。

サモーラは62分にペナルティエリアでキーパーを振り切ったアンヘロ・ペーニャがゴールを狙ったが、カバーに戻った選手が身を挺してゴールを死守。そして78分にはコーナーキックからエリクソン・ガジャルドがヘディングでゴールを狙ったが、枠を捕らえたボールはゴールライン上でハミーロがクリアしてサモーラにゴールを許さなかった。

なお、ベンチ入りしていた元ペルー代表MFレイモン・マンコに出場機会は与えられなかった。

コンメボル・リベルタドーレス 2017 グループリーグ第1節 (2017/03/09)
サモーラFC
(ベネズエラ)
0-2 グレミオ
(ブラジル)
カルロス・サラーサル GK マルセーロ・グローイ
アンヘル・ファリア
(ロナール・エルナンデス)
オスカル・エルナンデス
エセキエル・フィリペット
ルイス・オバージェ
DF レオナルド・モウラ
ワルテル・カンネマン
ハファエウ・チエーリ
マルセーロ・オリベイラ
ルイス・バルガス
(ホセ・ピント)
ルイス・メロ
エリクソン・ガジャルド
リカルド・クラルケ
(エドゥアルド・ソーサ)
アンヘロ・ペーニャ
MF ジャイウソン
ミシェウ・サントス
ハミーロ
アントニー・ウリーベ FW ミジェル・ボラーニョス
(フェルナンジーニョ)
ペドロ・ホッシャ
(ルーカス・バリオス)
ルアン
(エベルトン)
ゴール 45 レオナルド・モウラ
51 ルアン (PK)
ルイス・バルガス
ルイス・オバージェ
イエロー
カード
フランチェスコ・ガルソーネ 監督 ヘナット・ガウーショ
主審: ダリオ・エレーラ (アルゼンチン)
会場: エスタディオ・アグスティン・トバル (バリナス)

途中出場のマンコが起点となってゴールへ 終盤に追いついたサモーラが追いつき首位堅守

2017.02.20 ベネズエラ1部リーグ 2017
▲ カラカスとサモーラの対戦は勝ち点1を分け合う結果となった

2月18〜20日に行われたベネズエラ1部リーグの後期第4節。首都カラカスで行われた「カラカスFC×サモーラFC」は、敵地に乗り込んだサモーラFCが終盤に追いついて敗北を免れた。

試合は、ホームのカラカスFCが17分に先制。右サイドからのアーリークロスに合わせたエデル・ファリアスがヘディングで叩きつけると、ボールはキーパーの両手を弾いてゴールネットを揺らした。

敗れれば首位陥落の可能性まであったサモーラを窮地から救ったのは、72分からピッチに登場した元ペルー代表MFレイモン・マンコだった。80分にロングフィードで右サイドをオーバーラップしたアンヘル・ファリアがトラップしたボールを後方に下げると、中盤でレイモン・マンコが前線にダイレクトパスを出した。エリクソン・ガジャルドがトラップした際に背後にいた選手を利用して入れ替わり前を向くと、ペナルティエリアでガジャルドの足元から離れたボールはアンヘル・ファリアの足元に転がった。アンヘル・ファリアは右足を振り抜き、ファーサイドのゴールネットにボールを突き刺した。

前節に続いてマンコが得点に絡む活躍を見せた一戦。敵地で勝ち点1を捻出したサモーラFCは、かろうじて首位の座を守っている。

ベネズエラ1部リーグ 2017 前期 第4節 (2017/02/20)
カラカスFC 1-1 サモーラFC
ウィルケル・ファリニェス GK カルロス・サラーサル
ウィリアン・ディアス
ルベール・キハーダ
エベーリオ・エルナンデス
レイネル・カストロ
DF アンヘル・ファリア
レネ・フローレス
オスカル・エルナンデス
マイケル・ゴンサーレス
ジョニー・ドゥアルテ
ロベール・エルナンデス
(ラファエル・アラーセ)
フレディ・アリエータ
(クリスティアン・フローレス)
ガブリエーレ・ローサ
(ミゲル・メア・ビターリ)
MF ロナルド・ルセーナ
(リカルド・クラルケ)
ルイス・メロ
アンヘロ・ペーニャ
(レイモン・マンコ)
エドゥイン・パディーラ
エリオナイ・サンチェス
エデル・ファリアス
FW エドゥアルド・ソーサ
(エリクソン・ガジャルド)
セーサル・マルティネス
エデル・ファリアス 17 ゴール 80 アンヘル・ファリア
ガブリエーレ・ローサ イエロー
カード
ロナルド・ルセーナ
アンヘロ・ペーニャ
ルイス・メロ
ノエル・サンビセンテ 監督 フランセスコ・ステファーノ
主審: ヘスス・バレンスエーラ
会場: エスタディオ・オリンピコ (カラカス)

移籍後初スタメンのマンコは積極的に仕掛けてPKを誘発 チームは開幕3連勝ならず

2017.02.10 ベネズエラ1部リーグ 2017
▲ 右サイドに開いてドリブルを仕掛ける元ペルー代表MFレイモン・マンコ(左)

2月10〜13日に行われたベネズエラ1部リーグの後期第3節。バリナスで行われた「サモーラFC×ミネーロス・デ・グアジャーナ」は、引き分けで幕を閉じた。

今年サモーラFCに加入した元ペルー代表MFレイモン・マンコは、この日が移籍後初スタメン。マンコはフォワード登録での出場だったが、中盤に下がって起点になったり、右サイドに開いて味方を生かすなど軽快な動きをみせた。すると39分に右サイドでドリブルを仕掛けたマンコは、ペナルティエリアに入ったところで相手と交錯して転倒。このファウルで得たPKをホルヘ・ゴンサーレスが決めて、サモーラFCが先制した。

試合は、後半にミネーロス・デ・グアジャーナが追いつき、引き分けで終了。そしてマンコは59分にベンチへ下がった。

試合後、マイクを向けられたマンコは「良いコンディションで臨めたし、個人的には納得のいく内容だった。チームが勝てば文句なしだったけどね」とコメントしている。

ベネズエラ1部リーグ 2017 前期 第3節 (2017/02/10)
サモーラFC 1-1 ミネーロス・デ・グアジャーナ
カルロス・サラーサル GK ルイス・ロメーロ
アンヘル・ファリア
ホルヘ・ゴンサーレス
エセキエル・フィリペット
ルイス・オバージェ
DF エクトル・ノゲーラ
アントニース・マトス
カルロス・ロペス
ホセ・マルーフォ
ルイス・バルガス
ルイス・メロ
アンヘロ・ペーニャ
(エリクソン・ガジャルド)
エドゥイン・パディーラ
(ブリアン・メンドーサ)
MF フランシスコ・フローレス
アリストテレス・ロメーロ
(ペドロ・バルデス)
アルヘニス・ゴメス
(アンヘル・オソーリオ)
ローランド・エスコバル
レイモン・マンコ
(エドゥアルド・ソーサ)
セーサル・マルティネス
FW リチャール・ブランコ
ブライアン・ウルタード
(ジャイミ・メディーナ)
(PK) ホルヘ・ゴンサーレス 41 ゴール 67 リチャール・ブランコ
ルイス・オバージェ
エセキエル・フィリペット
イエロー
カード
フランセスコ・ステファーノ 監督 ファン・トリサーノ
主審: アレクシス・エレーラ
会場: エスタディオ・ラ・カロリーナ (バリナス)

ウアンカージョ移籍報道から一転 マンコの新天地は育った国ベネズエラのサモーラFC

2016.12.22 ベネズエラ1部リーグ 2017
▲ アリアンサ・リマでは故障などが重なり実力を発揮しきれなかった元ペルー代表MFレイモン・マンコ

元ペルー代表MFレイモン・マンコのペルー国内でスポルト・ウアンカージョへの移籍がほぼ合意に達したと報じられていたが、一転ベネズエラへの移籍が決まったことがわかった。マンコの移籍先は、ベネズエラの新興チームであるサモーラFCで、移籍先の公式サイトが発表している。

かつてオランダの名門PSVアイントホーフェンでもプレイした実績を持つレイモン・マンコは、ペルーの首都リマで生まれたが、2歳から8歳まではベネズエラで育ち U-15 ベネズエラ代表にも選出された経緯がある。ペルーとベネズエラの二重国籍ではあるが、すでにペルー代表としてのキャリアがあるため、今後ベネズエラ代表に選出される可能性はない。それでも自身が育った国であるベネズエラはマンコにとって未開の地ではなく、知ったる国での活躍が期待されるところだ。

サモーラFCは2002年創立と歴史は浅いが、ベネズエラ国内では近年安定した強さを保っていて、2017年には2年ぶりにコパ・リベルタドーレスにも出場する。グレミオ(ブラジル)、グアラニー(パラグアイ)といった強豪と同じグループに入ったサモーラFCは、すでにGKアレクシス・アングーロ、DFホルヘ・イグナシオ・ゴンサーレス、FWアントニー・ウリーベの獲得を発表していて、マンコは4人目の補強となった。

新たな舞台に身を移して、マンコは輝きを放つことができるだろうか。

不遇の一年からの脱却へ 26歳のマンコがスポルト・ウアンカージョで復活を目指す

2016.12.21 ペルー1部リーグ 2016
▲ アリアンサ・リマでは故障などが重なり実力を発揮しきれなかった元ペルー代表MFレイモン・マンコ

マンコはかつての輝きを取り戻せるのか。ペルー国内の複数の媒体は17日、元ペルー代表MFレイモン・マンコがスポルト・ウアンカージョへの移籍でほぼ合意に達していることを報じた。

10代の頃はコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスより高く評価されていたマンコにとって、アリアンサ・リマに所属していた2016年は故障などでコンディションが整わず実力を発揮できない不遇の一年となった。一部報道では体型の肥満を揶揄される記事が挙がるなど、マンコのパフォーマンス低下を心配する声も少なくなかった。

近年はペルー国内で複数のクラブチームを渡り歩いているマンコ。26歳とベテランの域に達した彼が、2017年に復活をかけて身を置くのは、アンデス山脈中部の高地ウアンカージョを本拠地とするスポルト・ウアンカージョとみられている。スポルト・ウアンカージョは創立が2007年2月と歴史の浅い新興チームで、来年は創立10周年となる。

既存の報道にある通り、スポルト・ウアンカージョに移籍すれば、2017年はペルー国内リーグのほかコパ・スダメリカーナにも出場する可能性がある。不遇の一年となった2016年の選手生活を忘れられるくらいの活躍を、マンコは見せつけられるだろうか。

26歳になったマンコ 同世代のハメス・ロドリゲスと比較されてきた9年間のキャリアを振り返る

2016.09.02 ペルー1部リーグ 2016
▲ 17歳の若さでU-17ワールドカップなどで活躍した頃のレイモン・マンコ(2007年)

2016年8月23日、元ペルー代表MFレイモン・マンコは26歳になった。プロ1年目の2007年にはU-17ペルー代表に名を連ねて同年のU-17ワールドカップでも活躍したマンコは現在、母国のクラブチームで選手生活を続けている。マンコが若かりし頃の輝きを取り戻す日は来るのか。兼ねてからしばしば比較されてきた同世代のスター選手であるコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの経歴を添えて、U-17ワールドカップ以降の9年間を振り返る。

1990年にペルーの首都リマで生まれたレイモン・マンコは、父親の仕事の都合により2歳から8歳までの6年間と、13歳から15歳までの約2年間の計8年間をベネズエラで過ごした。その結果、二重国籍(ペルーとベネズエラ)のマンコには、U-15ベネズエラ代表として活躍した過去もある。学生時代のマンコは、当時住んでいたベネズエラでも高い評価を得ていた。

そんなマンコがU-17ペルー代表に招集されたのは2007年。当時U-17ペルー代表を指揮していたファン・ホセ・オレー監督に、その才能を高く評価されての代表入りだった。これを境に、マンコはペルー人選手としての道を歩み始めることとなる。

▲ オランダのPSVアイントホーフェンでプレイしていた当時のレイモン・マンコ(2008年)

同年の3月にエクアドルで開催されたU-17南米選手権で、U-17ペルー代表は同大会の4位に入賞してU-17ワールドカップの出場権を獲得。このときマンコは3ゴールを決めて、世界の注目を浴びることになった。マンコはその後、韓国で開催されたU-17ワールドカップでも決勝トーナメントの初戦でゴールを決めている。ちなみに同大会には、当時17歳になったばかりのハメス・ロドリゲス(U-17コロンビア代表)も出場していたが、ハメスは3試合に出場して0ゴール1アシスト。当時は、マンコのほうがハメスよりも高い評価を得ていたのであった。

その後、マンコは故郷の名門アリアンサ・リマでも活躍して2008年にはオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍。そして翌年には18歳の若さでモデルのフィオレーラ・ベントさんと一度目の結婚をするなど、公私ともに順風満帆とみられていた。ところがその後のマンコは酒気帯びでチームの朝練に参加するなど奇行が目立つようになり、所属チームから契約解除を言い渡されるなどのトラブルが見受けられるように。すると、順調だったマンコのキャリアにも停滞ムードが漂い始めた。

そんなマンコを尻目に、地道な努力を続けていたハメス・ロドリゲスは2008年からの2年間アルゼンチンの名門バンフィエールでスキルを磨くと、2010年に入団したポルトガルの名門FCポルトで才能を開花。翌2011年からはコロンビア代表にも名を連ねるようになった。

▲ ブラジルW杯ではコロンビア代表の躍進に貢献するとともに自身は大会の得点王に輝いたハメス・ロドリゲス(2014年)

2人のキャリアの差は、その後広がる一方。2014年のブラジルW杯で得点王に輝き、その直後にはスペインの名門レアル・マドリーへとステップアップしたハメス・ロドリゲスとは対照的に、レイモン・マンコはペルー国内のクラブチームを渡り歩いて選手生活を続けている。国内でくすぶっている印象も否めないマンコには、PSV以来となる欧州移籍の噂は依然として聞こえてこない。

ペルー国内で報じられている記事によれば、マンコが築いたキャリアのピークはU-17ワールドカップでの活躍からPSVに移籍した頃までとの見解がもっぱら。近年は2人目の元妻から婚姻関係中の不倫を暴露されたり、マンコ自身の肥満を心配する声も挙がるなどピッチ外での話題が先行している。

世界の脚光を浴びたU-17ワールドカップから9年の月日が流れた2016年、マンコはアリアンサ・リマで本来の輝きを取り戻しつつある。「まずはクラブで結果を出すこと。そしてガレカ(ペルー代表監督)に呼んでもらって、もう一度代表のユニフォームに袖を通したい」と述べているマンコの志は高い。

「太ってもまだやれる」 肉付きの良くなったマンコが “太りすぎ批判” を華麗にスルー

2016.08.03 ペルー1部リーグ 2016
▲ 元ペルー代表MFレイモン・マンコの今と昔。 数年前(左)と比較すると5キロ以上は太った?(右)

「マンコは太りすぎ」
こうした世間の声を、当のマンコはさして気にしていない様子だ。

今月で26歳になる元ペルー代表MFレイモン・マンコが現在プレイしている首都リマの名門アリアンサ・リマのサポーターの間では、先月あたりからマンコの体型について言及する者が増えてきた。かつてのマンコを知るサポーターは、一様に同選手の体重増加に言及しているという。

オランダのPSVアイントホーフェンにいた頃や、ペルー代表にも招集されていた当時と比較すると、現在のマンコは全体的に肉付きが良くなった模様。マンコのより良いパフォーマンスを楽しみにしているサポーターからは「太りすぎだ」「マンコはもっと引き締まっているほうがいい」といった声が挙がっている。

このような世間の批判に対して、マンコは至って冷静。自身のコンディションが最高の状態にはないことを認めつつも、「別に驚くほどの変化じゃない。たしかに体重は増えたけど、選手として動きのキレは鈍ってないし、俺がまだやれるということを証明するよ」と、一連の批判を一蹴した。

3度目の結婚と、現在の妻との間に生まれた子どもと幸せな家庭を築いているマンコの太り方は、美味しい家庭料理による“幸せ太り”なのか…。昔よりはるかに肉付きの良くなったマンコの、さらなる活躍とペルー代表復帰に期待したい。

優勝したチームのインチャが試合後に暴徒化 ピッチになだれ込み相手選手と大乱闘

2016.07.26 アルゼンチン 地域リーグ 2016
▲ 地域リーグ「リーガ・デル・スル」の決勝戦終了後に暴徒化したベラ・ビスタ・ブランカのインチャ(サポーター)

2016年7月26日、アルゼンチン国内で開催された地域リーグの決勝戦後に優勝したチームのインチャ(サポーター)が暴徒化する事件が発生した。

事件が起こったのは、ブエノスアイレス州南部のバイア・ブランカで行われた地域リーグ「リーガ・デル・スル」の決勝「ベラ・ビスタ・ブランカ vs ティロ・フェデラル」。試合は、ベラ・ビスタ・ブランカが 3-2 でティロ・フェデラルに競り勝って優勝した。するとタイムアップの笛が鳴った直後にスタンドから観客がなだれ込み、優勝したベラ・ビスタ・ブランカのイレブンの元へ駆け寄って抱擁した。ピッチになだれ込んだのは、ベラ・ビスタ・ブランカのインチャだった。

問題は、この直後になだれ込んだ者たちがとった行動。一部の観客が相手チームの選手に食ってかかると、その場で張り倒されて殴る蹴るの暴行を受けた。それを目の当たりにした別の観客が暴徒化した結果、ピッチのあちこちで殴り合い、蹴り合いの応酬に発展した。

準優勝に終わったティロ・フェデラルの選手たちは、ロッカールームでなくピッチ脇の金網を破ってスタンドへと避難する事態に。この件について続報は上がっていないが、地域リーグの主催団体は優勝チームに何らかの制裁を科すものとみられている。

タイトルを賭けた一戦で負けたチームの観客が暴徒化するのなら理由は”腹いせ”と捉えることも可能だが、優勝したチームのサポーターが暴徒化した因果関係については、今のところ報じられていない。

マンコの元妻が衝撃的な不貞行為を暴露 婚姻関係中にパオロ・ゲレーロとの不倫を示唆

2016.06.02 ペルー1部リーグ 2016
▲ マンコの妻だった頃に不倫を示唆する発言をしたモデルのフィオレーラ・アルサモーラさん

フジモリ元大統領の娘ケイコ氏が大統領選挙に立候補しているペルーで活躍中の29歳モデルが、婚姻関係中に不倫していた過去を口にした。当時の夫は元ペルー代表MFレイモン・マンコで、当時の不倫相手はペルー代表FWパオロ・ゲレーロだったという。

ペルーのテレビ番組に出演した際に不倫を示唆する発言をしたのは、モデルのフィオレーラ・アルサモーラさん。元ペルー代表MFレイモン・マンコより4歳年上の姉さん女房で、マンコとは2013年に結婚したがその後離婚していてフィオレーラさんは現在独身である。

レイモン・マンコは18歳のときにモデルのフィオレーラ・ベントさんと結婚したものの、すぐに離婚。その後、前述のフィオレーラ・アルサモーラさんと家族になったが、彼女とも離婚したのち2015年に3度目の結婚をして同年10月には息子にも恵まれた。

マンコの配偶者だった2014年には「マンコは無責任」と夫を批判したフィオレーラさんだが、マンコが息子を授かった際には「私は意地悪じゃないからね。彼が父親になったことを素直に祝福しているわ」と祝辞を述べていた。

▲ レイモン・マンコが最初に結婚した、モデルのフィオレーラ・ベントさん

そんなフィオレーラさんが“時効”と前置きした上でカミングアウトしたのが、現在ブラジルのフラメンゴで活躍中のペルー代表FWパオロ・ゲレーロとの交際。同選手との交際期間はマンコの妻だった頃と重複していることを醸したため、ペルー国内でスキャンダルとして報じられるに至った。

ちなみにマンコの元妻の不倫相手とされているパオロ・ゲレーロには性的なスキャンダルが絶えず、2016年4月には交際しているモデルのアロンドラ・ガルシアさんに「彼(ゲレーロ)とは200回以上セックスしたけれど、妊娠はしていないわよ」と暴露されるなど、浮ついた話題には事欠かない。

レイモン・マンコは現在、ペルーの首都リマをホームタウンとする名門アリアンサ・リマで活躍中で、一部ではペルー代表への復帰論も出ている。

リオのクラシコで観客が暴徒化 軍警察が催涙スプレーを噴射して沈静化させる事態に

2016.02.14 カンピオナート・カリオカ 2016
▲ 前半の終了間際にスタンドではバスカイーノと軍警察がにらみ合う暴動が発生し、警察官が催涙スプレーを噴射するなど混沌とした

2月13〜14日に行われた2016年のカンピオナート・カリオカ第4節。州都リオ・デ・ジャネイロで行われたクラシコ「バスコ・ダ・ガマ×フラメンゴ」は、前半の終了間際にスタンドで暴動が発生して軍警察によって沈静化される事態となった。

0-0 で迎えた前半42分に、フラメンゴはカウンターで中央を上がったエメルソンがペナルティアークの手前で右足を振り抜いたが、弾道の速いシュートはクロスバーをかすめてゴールには至らず。するとそのときスタンドではバスカイーノ(バスコのサポーター)の一部が暴徒化して軍警察とにらみ合い始めた。すると軍警察に押し寄せる群衆を分散させるべく、一部の警察官が催涙スプレーを使用した。

▲ 試合終了直前に値千金のゴールを決めたハファエウ・バスと歓喜の抱擁を交わすジョルジーニョ監督

催涙スプレーを直接浴びた数人のバスカイーノは熱さや痛みを訴えて病院に搬送。その他、最高気温34度のこの日は、スタンドで観戦していた一部の観客が熱中症を訴えてスタジアム内の医療センターに搬送された。

なお試合は、0-0 で迎えた90分にセットプレイを得たバスコがゴールを奪って勝利。フリーキックのこぼれ球に反応したハファエウ・バスが、豪快に左足を振り抜いての鋭いゴールであった。

カンピオナート・カリオカ 2016 第4節 (2016/02/14)
バスコ・ダ・ガマ 1-0 フラメンゴ
マルティン・シルバ GK パウロ・ビクトル
マジソン
ホドリーゴ
ジョマール
(ハファエウ・バス)
ジュリオ・セーザル
DF ホジネイ
ワラシ
ファン
ジョルジ
マルセーロ・マットス
フリオ・ドス・サントス
アンドレジーニョ
ネネ
MF マルシオ・アラウージョ
ウィリアン・アロン
フェデリコ・マンクエージョ
ジョルジ・エンリーキ
(エデル・ルイス)
ドゥビエル・リアスコス
(タリス)
FW マルセーロ・シリーノ
(エベルトン)
パオロ・ゲレーロ
エメルソン
ハファエウ・バス 90 ゴール
ホドリーゴ
マルセーロ・マットス
フリオ・ドス・サントス
ハファエウ・バス
イエロー
カード
ワラシ
パオロ・ゲレーロ
ジョルジーニョ 監督 ムリシ・ハマーリョ
主審: レオナルド・ガルシア・カバレイロ
会場: エスタジオ・サン・ジャヌアーリオ (リオ・デ・ジャネイロ)

魅惑のベネズエラ人モデルは48歳。 アナ・カリーナ・マンコさんはSNSでの完璧偽装を否定

2015.07.24 ベネズエラの芸能界

▲ リゾート地でビキニ姿の写真撮影に興じるアナ・カリーナ・マンコさん (写真は2015年のもの)

ベネズエラ人女優のアナ・カリーナ・マンコさんは、SNSで自分の近況を投稿・紹介することで、見る側が「完璧な人」と捉えてしまうことについて意見を述べた。

自分の写っている写真や、余暇の過ごし方をSNSに投稿(アップロード)して自慢する行為は、世界中で多くの人がやっている。マンコさんもその一人だ。現在マイアミで家族と暮らしている彼女は、自分の投稿を見たユーザーに「完璧な人」だと思わないでほしいと求めた。

「私の旅行は仕事のためだけではないし、私の人生のためでもありません。私が息子の学校にお邪魔したり、家族での余暇などをSNSにアップすると、たいていの人は私が公私ともに充実した完璧な生活を送っていると思うようです。でも、実際は違います。SNSに上げる写真や文章は通常最も良いものを選びます。それは、みっともない内容を上げるよりは少しでも美しい、楽しいものを公開したほうが、見る方に喜んでもらえるだろうと考えるからです。私は決して完璧ではありませんし、ただ撮った写真を良く見えるようにフィルターをかけて楽しんでいるだけです。最近はビーチへ行くのが好きですが、ロッキー山脈はとても壮観で素晴らしかったですよ」

御年48にして年齢不相応なスタイルをキープしているマンコさんは、引き締まったボディを惜しげもなく披露。ビキニ姿で笑顔を振りまく写真や、ジムで鍛える様子などを自身の Instagram に投稿している。自慢ではなく、見る人に少しでも楽しんでもらいたいサービス精神の産物であるという。

◆ アナ・カリーナ・マンコ

本名:
アナ・カリーナ・マンコ・グスマン
生年月日:
1967年12月17日生まれ(53歳)
出身:
ベネズエラ(首都カラカス)
最終学歴:
サンタマリア大学、ベネズエラ中央大学
配偶者:
ビセンテ・イグナシオ・ペレス
子ども:
ディミトリ・ニコラス・ペレス・マンコ(息子)
アレクサ・カテリーナ・ペレス・マンコ(娘)
職業:
女優、モデル、声優、弁護士
twitter:
@akmanco
Instagram:
anakarinamanco
公式サイト:
anakarinamanco.com

4人兄弟の末っ子で、母は1960年代にラジオ番組のパーソナリティとして活躍したノルマ・テレーサ・マンコ・グスマンさん。13歳で舞台役者となったが、一旦芸能界から離れて17歳に復帰すると、複数の映画やドラマなどで主役や脇役を熱演した。1995年には当時の恋人ルイス・フェルナンド・キンテーロさんを旅客機墜落事故により失う不幸に遭遇したことで、1年間の休養を余儀なくされた。2002年5月25日に31歳でビセンテ・イグナシオ・ペレスさんと結婚して、二人の子どもに恵まれた。現在は米国のマイアミで家族と暮らしている。