マンコがコパ・ペルーで解説者デビュー 選手としてはファン・アウリッチを退団も現役続行

2022.09.26 コパ・ペルー 2022

▲ ピッチサイドに設けられた解説者席に座って、マイクを片手に戦況を見つめるレイモン・マンコ

マンコが解説を務めたのは、コパ・ペルーの1次リーグ第2節「デポルティーボ・ラ・バルサ vs デポルティーボ・ボランテ」戦。ラ・バルサのホームスタジアムであるエスタディオ・ムニシパル・デ・バタングランデを訪れたマンコは、紺色のポロシャツを着て白い帽子を被って午前11時のキックオフ前からテレビに登場。ハーフタイムにはピッチサイドで実況アナウンサーとともにトークを繰り広げた。

実はこの数時間前にマンコは自身の Instagram で前述の試合の解説を担当する旨を説明していた。

「こんにちは。元気? あなたの友人のレイモン・マンコから挨拶です。今日は午前11時からコパ・ペルーの(デポルティーボ・)ラ・バルサ・デ・バタングランデ vs (デポルティーボ・)ボランテ・デ・バンバマルカ戦の解説者を務めます」

▲ ハーフタイムにはピッチを背景に実況アナウンサーとトークしたレイモン・マンコ(右)

いわば、「マンコの解説を聞きに、テレビを観てね」と告知していたマンコ。そして放送中にはホームチームを「非常にタフなチーム」「初戦(第1節)をトゥンベス(敵地)で落としているが、チームがしっかり機能すれば良い結果を得られるだろう」と述べた。

なお、結果は 0-2 でデポルティーボ・ラ・バルサは敗れて連敗を喫した。

補足までに、マンコはリーガ2(ペルー2部リーグ)の全日程を終えて、3部降格を免れリーガ2残留を果たしたファン・アウリッチを退団することをすでに発表。引退の意志はなく、2023年も現役を続ける意向を示しているため、これから移籍先を探すことになる。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(32歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。元ペルー代表。