0-8の大敗直後にナチョにシャツ交換を求めたマンコ SNSで炎上するも本人は再挑戦を明言

2020.03.12 コンメボル・リベルタドーレス 2020

▲ 試合終了後にアルゼンチン代表MFイグナシオ・フェルナンデスにユニフォーム交換を迫ったレイモン・マンコ(左)

3月11日に行われたリベルタドーレスのグループリーグ第2節「リーベル・プレート vs デポルティーボ・ビナシオナル」は、リーベルが8点を奪って大勝した。この試合終了後にビナシオナルのレイモン・マンコが、アルゼンチン代表MFイグナシオ・フェルナンデス(以下、ナチョ)にシャツ交換を求めたことがSNSで批判の的になった。

SNSでの炎上は、「0-8 という大差で大敗した相手にユニフォーム交換をするなんて、のんきなことをしてる場合じゃないだろ」、「8点差で負けたのに悔しくないのか」、「ナチョとのシャツ交換を実現したくてわざと負けたのか」といった類いのもので、マンコは散々叩かれた。だが、当のマンコはナチョにシャツ交換を求めたことを後悔しておらず、第5節にペルーのフリアカで開催予定の試合でもナチョに催促すると述べている。

「試合前にナチョとシャツ交換をする話をしていたから、私はタイムアップと同時に交換の準備をしていた。でもこの事実は試合結果に何の影響もない。真実は、私が彼を尊敬している選手だから、彼の着ているシャツを譲ってほしかったのだ。(批判を受けても)私はナチョにシャツ交換をお願いしたことを後悔していない。もう一度頼みたい」

「試合後にナチョに声をかけたとき、私は『フリアカで待っている』と伝えた。コロナウイルスの影響で試合開催は延びるのかもしれないが、それでも私はリーベルとの試合をまた楽しみにしている」

GOL PERU の取材に対してそう説明したマンコは、ナチョとのシャツ交換に意欲をみせた。

マンコがフリアカでナチョとシャツ交換をすることには、マンコ擁するデポルティーボ・ビナシオナルはグループリーグで突破を決められているのか、それともすでに敗退が決まっているのか…?

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(29歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。