マンコの移籍先が決定 2020年は今年の年間王者ビナシオナルで飛躍を誓う

2019.12.27 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2019

▲ 2020年はビナシオナルに舞台を移すことが決まったレイモン・マンコ

2019年の国内リーグ前期、ならびに年間王者決定戦を優勝したビナシオナルは27日、レイモン・マンコの加入を発表した。契約期間は1年。

ビナシオナルは2010年に創立されたばかりの新興チームで、ペルー南部のティティカカ湖の近くにある標高3825mの都市フリアカをホームタウンとしている。2017年にコパ・ペルー(ペルーの国内カップ戦)を優勝すると、2019年はリーガ1(ペルー1部リーグ)の前期を優勝し、アリアンサ・リマとの年間王者決定戦も制して年間王者に輝いている。今ではアリアンサ・リマやスポルティン・クリスタルにも引けを取らない好調なチームである。

そんなビナシオナルへの加入が決まったマンコは、19日にスポルト・ボーイスとの契約を解消して移籍先を探していた。

ビナシオナルは、2020年のリベルタドーレスに出場予定で、予備戦からではなくグループリーグからの参戦。リーベル・プレート(アルゼンチン)、サンパウロ(ブラジル)、リーガ・デ・キト(エクアドル)と同じグループDに入っていて、マンコは早ければ3月5日のサンパウロ戦で国際舞台に復帰するかもしれない。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(29歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。