マンコの移籍先はレアル・ガルシラッソか? 報道の通りなら来週にもリベルタドーレス出場へ

2019.01.13 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2019
▲ レイモン・マンコの移籍先はペルー国内に落ち着きそうな様相を呈している

今年はペルー代表への復帰とコパ・アメリカ出場を目指しているレイモン・マンコの移籍先は、結局ペルー国内に落ち着きそうだ。現地報道によれば、マンコはクスコを本拠地とする新興チームのレアル・ガルシラッソと大筋で合意に達したとのこと。

2018年にウニオン・コメルシオで充実のシーズンを過ごしたマンコは、ペルー代表復帰の目標を達成するために所属先を変えることを決意。以降、ウニベルシターリオ・デポルテス、アリアンサ・リマ、リオネグロ・アギラス、さらにはアジアからもオファーがあって交渉していることも次々に報じられてきた。ちなみにマンコにオファーを出していたアジアのチームはどの媒体も明記していないものの、中国スーパーリーグからのオファーだったことはわかっている。

その中で加入まであと一歩のところまで進んだのが、港町カヤオをホームタウンとするスポルト・ボーイスだった。マンコも移籍を前向きに検討していたが、報酬の面で折り合いがつかず、マンコは「その条件では納得できない」と契約書にサインしなかった。

そして迎えた1月13日、ペルーのスポーツサイト「Libero」がマンコに関する最新情報を掲載。記事によれば、レアル・ガルシラッソがマンコを戦力として考えていて、オファーを出し、交渉を進めてすでに理事会とマンコとの間ではおおむね合意に達したという。早ければ14日にも公式発表を済ませるために、マンコがクスコに入るとまで書かれている。

レアル・ガルシラッソは2009年創立の新興チームだが、わずか10年未満でしばしばリベルタドーレスにも出場するなど、力のあるクラブチーム。今年もリベルタドーレスに予備戦の1次ラウンドから出場することが決まっていて、もし前述の報道が現実になればマンコは来週にもリベルタドーレスに出てくる可能性がある。

果たして、マンコは報道の通りレアル・ガルシラッソに加入することとなるのか。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。