マンコの目前で抱き上げてキス? 実は乱闘で喧嘩両成敗につき両者にレッドカード

2018.02.24 ペルー1部リーグ 2018
▲ ファン・モラーレスをアドリアン・セーラ(左)が抱き上げた瞬間。近くで見ているのは元ペルー代表MFレイモン・マンコ(27番)

2月24日に行われたペルー1部リーグの試合中に珍事が起こった。プレイが止まった直後に両チームの選手が抱き合ってあたかもキスをしているかのようなシチュエーションを生み出した。

珍事が発生したのは、ウニオン・コメルシオの1点リードで迎えた70分のこと。サイドライン際でファン・モラーレスがアドリアン・セーラのタックルを受けて倒されると、怒ったモラーレスは立ち上がり際にセーラへクレームをつけた。セーラは立ち上がりながら相手の胸ぐらをつかもうとすると、モラーレスは胸ぐらをつかまれまいと両腕でセーラを引き寄せた。するとセーラもモラーレスの上半身に両腕を回して抱きかかえたため、試合は一時中断した。

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角度によってはセーラとモラーレスがキスをしているかのようにも映り、この試合の解説者が失笑するほどに滑稽な一幕だった。

抱き合った両者は愛し合っていたわけではなく、接触プレイを巡って怒りをぶつけ合っていただけであり、両者を引き離した主審は喧嘩両成敗で退場処分とした。この様子を至近距離で見ていた元ペルー代表MFレイモン・マンコは、なかば呆れた様子で喧嘩の輪に近づき沈静化を図った。

なお、この試合はマンコの直接フリーキックによる今季初ゴールなどで、ウニオン・コメルシオが初勝利を収めた