2017.06.03 カンピオナート・ブラジレイロ 2017
▲ 87分頃にスタンドの一部で発生したハプニングでは地元の軍警察が出動する事態に陥った
6月3日にサンパウロで行われたクラシコ「コリンチャンス vs サントス」の試合中に、勝利を確信した一部のコリンチャーノ(コリンチャンスのサポーター)が発煙筒を炊き始めた。これを機にその近辺で発煙筒が複数炊かれて警察沙汰に発展し、7人が逮捕される結末を迎えた。
暴動が発生したのはサンパウロのアレーナ・コリンチャンスで、コリンチャーノが陣取ったゴール裏の一角。コリンチャンスの2点リードで終盤を迎えた87分頃に、贔屓チームの勝利を確信した一部の観客が発煙筒に点火した。本数は1本でなく20〜30本も散見されて、地元の軍警察が出動する事態に発展。この騒動により、主審は試合を一時中断してスタンドの様子を見守った。
一連の騒動で、容疑者とされる7人が現行犯逮捕。その中には、警官に向けて発煙筒を投げようとした人物もいたとのことで、当局は逮捕者全員を特別刑事裁判所で裁く意向を示した。中断した試合は、騒動の鎮静化を以て数分後に再開された。
試合後にマイクを向けられたコリンチャンスの守護神カッシオは、「熱い応援は嬉しいが、試合を止めてしまうような行為は慎まないと。こうした行為がチームの評判を悪くすることを知ってほしい」と苦言を呈した。