マンコが再び2部リーグでプレイする。ペルー北部のチクラーヨを本拠地とするカルロス・ステインは7日、33歳の元ペルー代表MFレイモン・マンコの加入を発表した。
マンコは今年、リーガ1(ペルー1部)のウニオン・コメルシオと契約したが、マンコの身体的問題により一度も出場しないまま契約解除になっていた。そんなフリーのマンコを戦力として求めたのがカルロス・ステイン。カルロス・ステインはリーガ2(ペルー2部)で現在、残留争いのリーグに挑むところで、マンコには“残留請負人”としての役割が求められる。
カルロス・ステインはマンコに、所属選手の模範になってもらうことを求めている。マンコ自身は「誰の模範にもなりたくない」と宣言しているが、マンコのキャリアと経験はきっと若手の模範になると同クラブの会長は述べている。
◆ レイモン・マンコ
- 本名:
- レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
- 生年月日:
- 1990年8月23日生まれ(33歳)
- 出身:
- ペルー(ルリン)
- 身長:
- 172cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー
17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。2020年は前年王者のデポルティーボ・アリアンサ・ウニベルシダーに移籍してリベルタドーレスにも出場したが、COVID-19のパンデミックによる中断期間中に首脳陣と対立して退団。アトレティコ・グラウへ移籍したが、チームを残留には導けなかった。2021年にはアリアンサ・ウニベルシダーに加入したが、こちらでもチームを残留には導けず。2022年はキャリア初の2部リーグに舞台を移したが、半年足らずでサントス・デ・ナスカを退団。同年7月にファン・アウリッチに加入して、チームの残留には貢献した。2023年は7人制サッカーに活躍の場を移し、2024年にはウニオン・コメルシオと契約したが、負傷により試合に出られず契約を終了。同年8月に同国2部のカルロス・ステインと契約した。元ペルー代表。