9年後の激白 マンコがメヒコで誘拐されていたエピソードを明かす

2020.05.20 リーガ1 (ペルー1部リーグ) 2020

▲ アトランテ時代にカンクンで誘拐された事実を明かしたレイモン・マンコ (※写真は2011年のもの)

2008年のPSVアイントホーフェン(オランダ)移籍以降は所属チームをころころ替えているレイモン・マンコが、2011年にメキシコ国内で誘拐されていたというエピソードを開かした。マンコはアトランテ時代に7試合にしか出場しておらず、すぐ母国に戻った理由についても「メヒコで誘拐されたから」と述べているが…

DirecTV Sport のWEBインタビューで、マンコはメキシコ南東部のカンクンで誘拐され、暴力を受けた上で公道に投げ出される犯罪被害に遭ったと告白した。マンコは2013年にペルー人モデルのフィオレーラ・アルサモーラさんと結婚したが、アトランテにいた2011年はまだ独身だった。

「当時独身だった私は、なぜか当時の所属チームから信用されていなかった。ゆえに、私が当時誘拐されて暴力を受けるなどの犯罪被害に遭ったことも、アトランテの首脳陣は信じてくれなかったんだ」

当時のマンコは2011年に所属するファン・アウリッチから期限付き移籍でアトランテに身を移し、誘拐事件は加入から数週間後に発生したとしている。それをアトランテは信じなかったとマンコは訴えている。

「すべて本当のことなんだよ。私が自分の意志で自分の顔面を殴って鼻を骨折させるわけないじゃないか! あの誘拐事件は午前1時半頃に起きて、午前9時まで首都リマへ戻ることができなかったんだ」

マンコが誘拐されたと訴えた当時、誘拐された当日のマンコはアトランテの練習施設に現れたが、酒気帯びでアルコール検査に引っかかったこともあって、アトランテからは信用されず。マンコは同年のうちに契約を解除して母国に帰った過去を持つ。マンコにとっての歯がゆい過去には、メヒコでの誘拐という衝撃の事実があった。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(29歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。ウニオン・コメルシオで復調すると、2019年はレアル・ガルシラッソに加入したが、新監督との確執や起用法への不満などからわずか5ヶ月間で退団。同年7月にスポルト・ボーイスに加入してチームの1部残留に貢献した。