スポルト・ボーイスと交渉決裂か!? 国外のクラブチームからオファーがあってマンコも乗り気

2018.12.12 ペルー1部リーグ 2018
▲ スポルト・ボーイスとの交渉が順調と報じられていたレイモン・マンコだが、本人は国外への移籍を希望しているという

元ペルー代表MFレイモン・マンコに、国外のクラブチームからオファーが届いていることがわかった。マンコの獲得を目指して交渉していたスポルト・ボーイスのマネージャーが、ラジオ局のインタビューに応じた際に明かした。

ペルー代表への復帰を目的に同国の片田舎にあるウニオン・コメルシオ退団を申告していたマンコは、2019年の所属先を探し、代理店を通して交渉をしている最中。現地報道では、首都リマの隣町である港町カヤオを本拠地とするスポルト・ボーイスが有力な移籍先として日々報じられていて、交渉成立も目前と思われていた。ところが、2019年にはピンク色のユニフォームに袖を通してプレイするマンコの未来予想図は、そう簡単に実現しそうにないことが判明。スポルト・ボーイスでマネージャーを務めるホアン・バスケス氏は、ラジオ・オバシオンの取材に応じて、マンコとの交渉が破断する可能性を示唆した。

「我々はほんの数日前までマンコと交渉をしていたが、彼からの申し出があって、マンコは国外へ移籍したいとのことだった。おそらく、我々の仲間になる可能性は低そうだ」

バスケス氏の発言には“国外のクラブチーム”がどの国のどのチームであるか具体的に述べられていないが、同氏の発言の通りになれば、マンコは1年半ぶりに母国ペルーを離れることになる。オランダのエールディヴィジで2チーム、メキシコ、カタール、ベネズエラでそれぞれ1チームに所属したマンコにとっては、自身6度目の国外移籍となる可能性が浮上してきた。

マンコについては、ペルー代表でテクニカルアシスタントコーチを務めているノルベルト・ソラーノ氏がとりわけ同選手の代表復帰論を唱えている。そしてマンコ自身も代表復帰を望んでおり、2019年にブラジルで開催されるコパ・アメリカにも出場したいと口にしている。

◆ レイモン・マンコ

本名:
レイモン・オランヘル・マンコ・アルバラシン
生年月日:
1990年8月23日生まれ(27歳)
出身:
ペルー(ルリン)
身長:
172cm
ポジション:
ミッドフィルダー

17歳だった2007に名門アリアンサ・リマでデビューすると、同年にはU-17ワールドカップにも出場して3ゴールをマークし、一躍脚光を浴びた。18歳の若さでオランダの名門PSVアイントホーフェンに移籍したが、1年半でペルーに戻った。その後は国内外で移籍を繰り返していて、やがてペルー代表にも招集されなくなっている。現在はウニオン・コメルシオに所属し、トップ下としてスタメン出場している。